ドージコイン17.6%急騰｜仮想通貨1000倍期待の背景

ドージコインが週間17.6%と急騰。仮想通貨市場全体の強気相場や米国の規制整備への期待が背景。ビットコインも価格を伸ばしている。

ミームコインとして知られるドージコイン（DOGE）はこのほど、暗号資産（仮想通貨）市場全体の強気な勢いを背景に、過去7日間で価格が17.6%上昇した。

同期間で、代表的な仮想通貨であるビットコイン（BTC）は9.1%、イーサリアム（ETH）は17.1%それぞれ上昇している。投資家は、マクロ経済や政治的な状況が持続的な強気相場を後押しするとの見方から、仮想通貨市場へ資金を投じている。

なお、今回の価格上昇にもかかわらず、ドージコインの価格は年初来では約37%下落している。

ドージコイン急騰の背景、仮想通貨1000倍への期待感か

ドージコイン価格上昇の背景には、仮想通貨市場全体の活況がある。投資家は、米連邦準備制度理事会（FRB）が従来予想されていたよりも大幅な利下げを実施するとの見方を強めている。

実現すれば、仮想通貨のような投機的資産にとって大きな追い風となる可能性がある。

また、トランプ政権および共和党が多数を占める議会からの仮想通貨業界への支持の兆候も、市場心理を好転させている。

ビットコイン（BTC）価格は先週金曜日に初めて11万8,000ドル（約1,758万円）の大台を突破し、その後も上昇を続けている。

この強気な勢いが、ドージコインや他のアルトコインにも波及した形だ。同様に、主要アルトコインであるイーサリアム（ETH）も、そのエコシステムの活発化からさらなる価格上昇が期待されている。

「クリプトウィーク」が到来、新たなプロジェクトへの期待

今週月曜日から、米下院では新たな仮想通貨法案の審議が始まる。金曜日まで続くこの審議期間は、共和党議員によって「クリプトウィーク」と名付けられた。

業界の新たな規制枠組みを確立するための3つの法案が議論される予定だ。議論される法案の中には、特にステーブルコインに関する規制の明確化が含まれているとの見方もある。

詳細についてはまだ詰められていない部分も多いが、投資家はこれらの法律が仮想通貨の価格にとって強気の触媒になると広く見ている。

こうした市場の活況の中、投資家の注目は新たな可能性を秘めたプロジェクトにも集まっている。その一つが、ビットコインの潜在能力を解放することを目指すレイヤー2ブロックチェーン「Bitcoin Hyper（HYPER） 」である。

ホワイトペーパーによれば、同プロジェクトは、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決し、DeFiやNFTなどのアプリケーションを高速かつ低コストで実現することを目指す。

プレセールでは既に300万ドル以上の資金調達に成功しており、市場の期待の高さがうかがえる。

現在のトークン価格は0.012275ドルだが、間もなく価格の上昇が予定されており、ビットコインエコシステムの次なる進化を担う存在として、その動向が注視されている。

ドージコインが週間17.6%と急騰。仮想通貨市場全体の強気相場や米国の規制整備への期待が背景。ビットコインも価格を伸ばしている。

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神山 佳澄

国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆。