DOGE億万長者、PEPEに熱視線｜新興ミームコインにも注目か

ドージコイン億万長者がPEPEに巨額取引。次なる高騰が期待されるミームコインと、注目の新しい仮想通貨（SNORT、SOLX）を紹介する。

ミームコイン市場の時価総額は11日、過去24時間で0.9％上昇し、約678億ドルを記録した。

こうした市場動向の中、グラウバー・コンテソト氏、通称「ドージコイン億万長者」として知られる人物は、関心をペペコイン（PEPE）へ移している。

彼はまた、ドッグウィフハット（WIF）、ブレット（BRETT）、フロキ（FLOKI）にそれぞれ1万ドルを投じ、優れたミームコインへの参加が大きな富を築く鍵であるとの信念を強調する。

ドージコイン億万長者、PEPEに数十万ドル投入

2月、ドージコイン（DOGE）で知られる暗号資産（仮想通貨）投資家グラウス・コンテソト氏が、保有していた全イーサリアム（ETH）を売却し、その資金をすべてPEPEに投入した。

「もう、どうにでもなれって感じだったよ。ETHを全部売って、そのままPEPEに突っ込んだんだ」と、バイナンスでの取引を振り返りながら語った。

この大胆な行動は結果的に功を奏した。PEPEは2月末に36.96％の急騰を記録し、複数の認証ウォレットに分散されたコンテソト氏の保有分は、約111万6000ドル相当まで価値を伸ばした。

一方で、ドージコインは同時期に約19％の下落を見せたが、彼は今なお約92万ドル分のDOGEを保有し続けているという。このことから、彼の仮想通貨投資の資金源に疑問を持つ声もある。

その答えの一端は2021年にある。当時、コンテソト氏は仮想通貨ブームの波に乗り、YouTube動画やHipHopDXでのナレーション業で月1万ドル以上を稼いでいた。その収入が、PEPEをはじめ、WIF、BRETT、FLOKIなどのミームコインへの投資資金となった。

彼の経験は、ミームコインが時に人生を変えるほどのインパクトを持ち得ることを物語っている。現在でも、次の強気相場を追い風に急成長を遂げる可能性を秘めたミームコインは複数存在している。

1. ドッグウィフハット（WIF）

過去1週間で約2.2％の上昇を見せたドッグウィフハットは、今後さらに値上がりする可能性がある注目のミームコインだ。

WIFは、ピンクのニット帽をかぶった柴犬のバイラル画像をテーマにしており、そのユニークなビジュアルがSNSを中心に広く拡散されている。

このプロジェクトの大きな強みは、ソラナ（SOL）チェーン上に構築されている点にある。ソラナは毎秒最大6万5000件の取引を処理でき、手数料も約0.0005ドルと非常に低いため、日常的な取引や大規模なユーザー利用に適している。

さらに、WIFはコミュニティ主導のガバナンスを採用しており、初期に発生したラグプル疑惑の際も、ユーザー主体で運営の主導権を取り戻した実績がある。このような分散型の運営モデルは、透明性や自律性を重視する投資家にとって大きな魅力となっている。

高速かつユーザー主導の設計を備えたWIFは、現在のミームコイン市場において強力な存在感を放つ存在だ。

2. Snorter Token（SNORT）

Snorter Token（SNORT）は、2025年第3四半期のリリースが予定されているTelegram連携型の高速トレーディングアシスタント「Snorter Bot」のエコシステムを支えるトークンだ。

このボットは、次なるミームコインの急騰を狙うトレーダー向けに設計されており、最も有望な新興銘柄の発見・追跡・取引を支援する。マスコットキャラクターにはユニークなツチブタが採用されており、ソラナネットワーク上のデータを嗅ぎ分けるという遊び心あるテーマで、リアルタイム分析と自動売買機能（スナイピング、ストップロス、コピートレード、即時スワップなど）を提供する。

また、取引手数料はわずか0.85％と、一般的な1.5％の水準より大幅に低く、Maestro、Trojan、Banana Gun、Bonk Bot、SOL Trading Botなど他の競合ボットに比べ、コスト面でも優位性がある。

セキュリティ面でもSnorter Botは優れており、MEV（最大抽出可能価値）保護に加え、ハニーポットやラグプル（詐欺的なプロジェクト）を検出する機能を搭載。2024年に米国だけで発生した仮想通貨詐欺による93億2000万ドルの損失を踏まえ、このような安全性の高いツールのニーズはますます高まっている。

プロジェクトはすでに高い注目を集めており、先行セール開始からわずか数時間で14万5000ドル、その後は累計62万8000ドルの資金を調達。トークン価格は現在0.0947ドルと、今が底値に近いと見られている。

さらに、SNORTは年率476％という高利回りでステーキングが可能。今後の広範な普及を見越した、受動的収益の獲得手段としても期待されている。

Snorter Token公式サイト｜X（旧Twitter）｜Instagram

3. Solaxy（SOLX）

Solaxy（SOLX）は、ソラナ上に構築された初のレイヤー2（L2）ブロックチェーンとして、スケーラビリティや取引の信頼性といった課題に取り組む次世代型のミームコインだ。

2024年12月に開始された先行トークン販売では、Coinaultによるスマートコントラクト監査をクリアし、高い安全性を証明済み。これまでに4600万ドル以上の資金を調達し、投資家から大きな注目を集めている。

本プロジェクトの最大の特徴は、ソラナのレイヤー2として機能する点にある。トランザクションを自身のチェーン上で処理し、それをまとめてソラナのメインネットに送信することで、ネットワークの混雑や取引失敗のリスクを大幅に軽減する仕組みとなっている。

さらに、Solaxyはイーサリアムとソラナの両ネットワークに対応したクロスチェーン資産としても機能。2つの主要ブロックチェーンの相互運用性を実現し、より柔軟で効率的な資産移動を可能にする。

最近公開されたテストネットでは、スマートコントラクトの展開やブリッジ機能が試用可能となり、「Igniter Protocol」と呼ばれる分散型取引所（DEX）の開発も進行中。ミーム的な側面と技術的実用性を兼ね備えた新しいプロジェクトとして、関心を集めている。

ソラナエコシステムの成長とミームコイン市場の活況を背景に、Solaxyは高リスクながらも大きなリターンを狙える、新たな資産形成の選択肢として注目されている。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

Maiko Harimoto

仮想通貨市場のトレンドを正確に捉え、ビットコインをはじめとする主要銘柄の動向を継続的に追っています。Web3.0領域に特化したコンテンツ制作に長年携わり、専門的なテーマでも読者にとってわかりやすく、有益な情報をお届けします。