メタマスク開発企業コンセンシスが、シャープリンク・ゲーミングの4億2500万ドル資金調達を主導。公開市場最大のETH保有企業を目指す。
人気デジタルウォレット「MetaMask(メタマスク)」を開発するコンセンシス・ソフトウェアは2日、ミネソタ州を拠点とするアフィリエイトマーケティング企業シャープリンク・ゲーミングの4億2500万ドル(約6070億円)の資金調達を主導した。
シャープリンク・ゲーミングは今回の調達資金を主にイーサリアム(ETH)の購入に充当し、公開市場で最大規模のイーサリアム保有企業を目指すと発表した。
同社はこれまでオンラインカジノやスポーツブック事業者向けのアフィリエイトマーケティングを手がけてきたが、今回の戦略転換でイーサリアムを主要な暗号資産(仮想通貨)準備資産として位置づける。
今回の資金調達はPIPE(パイプ)と呼ばれる私募増資の形式で実施され、約6910万株を発行する。一般投資家向けは1株6.15ドル、経営陣や内部関係者向けは1株6.72ドルで設定された。
パンテラキャピタル、ギャラクシーデジタル、エレクトリックキャピタル、パラファイ、アリントンキャピタルなどの著名な資産運用企業が参加している。
イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏は、取引完了後にシャープリンク・ゲーミングの取締役会会長に就任する予定だ。
ルービン氏は声明で「イーサリアムが投機的資産から運用インフラへと移行している」と強調し、ブロックチェーン経済への機関投資家の関心拡大に言及した。
コンセンシスはシャープリンク・ゲーミングに対し、既存のiゲーミング事業にイーサリアムベースの技術を統合するためのアドバイザリーサービスも提供する。
これにより、従来型市場におけるWeb3技術の普及が期待される。特に、分散型アプリケーションとの連携にはweb3ウォレットのさらなる進化が不可欠となるだろう。
発表を受けてシャープリンク・ゲーミングの株価は約400.94%急騰し、27日には33.75ドルで取引された。
今回のPIPEは証券法の適用免除条項に基づいて実施され、A.G.P./アライアンス・グローバル・パートナーズが唯一のプレースメントエージェントを務めた。
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