コンセンシス創設者がメタマスクのトークン計画に言及。LINEAトークンを発行し、エコシステム全体の連携を重視する方針を示した。
イーサリアム関連技術を開発するコンセンシスの創設者ジョセフ・ルービン氏は14日、最初のトークン関連の展開はLINEAネットワーク上で行われると述べた。
この発言は、広く利用される暗号資産(仮想通貨)ウォレットであるメタマスクがトークンを発行するかどうかという、あるユーザーのSNS上での質問に答える形で行われた。
ルービン氏は、コンセンシスの戦略が単なるトークンのエアドロップではなく、既存製品の「プロトコル化」に重点を置いていると強調した。
分散型プロトコルはその機能上、ネイティブトークンを本質的に必要とするというのが同氏の考えである。
「現在の製品やその他の取り組みのプロトコル化が含まれている。Web3プロトコルにはトークンが必要だ。まず最初に登場するのはLINEAだ。すべて相互に相乗効果を発揮するだろう」とルービン氏はX(旧Twitter)で述べた。
この戦略に基づき、同社が支援するゼロ知識証明技術を用いたイーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークであるLINEAが、最初にトークンを発行するプロトコルになると明言した。
コンセンシスのエコシステム内で最初にトークンをローンチするプロトコルとして、LINEAは今後のトークノミクスの事例となる。
具体的な日付は明かされなかったものの、トークンは「間もなく」公開される見込みだ。
一方で、ルービン氏はMetaMaskのミームコイン発行を直接的には認めなかったが、トークン化をより広範で体系的な戦略の一部と位置づけることで、将来的な可能性を残した。
ArbitrumやOptimismなど、過去のレイヤー2トークンローンチでは大幅な活動増加とガバナンス参加の増加が見られており、LINEAトークンについても同様の効果が期待されている。
今回の発表は、コンセンシスが単一プロダクトの会社から、相互接続されたWeb3プロトコルのエコシステムへと戦略的に進化していることを示している。
LINEAを皮切りに、複数のプロジェクトが独自のトークンを展開し、新しい仮想通貨を中心とした包括的なWeb3インフラの構築を目指している。
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