コインシェアーズがソラナ現物ETFを米SECに申請。ステーキング報酬を組み込んだ設計で、米国市場への本格参入を狙う。
デジタル資産運用大手のコインシェアーズは16日、ソラナ現物ETFの申請書類をSECに提出した。
対象資産は、時価総額で第6位のソラナ(SOL)だ。ETFではこの資産を現物で保有し、カストディをコインベース・カストディとビットゴー・トラストが担うことで、セキュリティ面の強化が図られている。
すでにヴァンエックやフィデリティなど7社がソラナETFを申請しており、コインシェアーズは8社目の参入となる。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物ETFが米国で承認され、追い風を受けている。
この前例から、他の主要なアルトコインにも同様の期待が高まっている。
アナリストの間では、ソラナETFが2025年中に承認される可能性を70%と見積もる声もあり、分散購入を志向する機関投資家の関心が背景にある。
今回の申請には、ソラナをステーキングする機能も組み込まれている。
信託が保有するトークンをネットワークに預けることで得られる報酬がETFに反映され、パッシブな価格連動以上のリターンが期待されている。
コインシェアーズは、欧州市場ですでにソラナのETP(上場取引型金融商品)を運用しており、年間3%のステーキング報酬を提供。管理手数料ゼロのモデルを展開している。
こうした欧州での実績が、米国版ETFの設計にも活かされる見通しだ。
同社は米市場での本格参入に向け、こうした運用ノウハウを武器に競合との差別化を図る構えだ。
一方、米国ではフィデリティやグレースケール、21シェアーズなど有力企業が同様の申請を行っており、競争環境は激化している。
ソラナという銘柄自体の将来性に加え、ステーキング報酬の仕組みを含む製品設計が、市場での優位性を左右する鍵となる。
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