コインベースは7月21日、米国市場で永久先物風商品をローンチする。ナノBTCとナノETHの契約を提供し、規制下での取引機会を拡大。
暗号資産(仮想通貨)取引を手掛けるコインベース・デリバティブは26日、2025年7月21日に米国市場で永久先物風商品を新たにローンチすると明らかにした。
提供されるのは、ナノビットコイン(0.01 BTC)とナノイーサリアム(0.10 ETH)の2つの契約である。
これらの商品は、5年の満期を持つ長期契約として設計されており、24時間365日の取引をサポートする。
US Perpetual-Style Futures.
Coming July 21.→ No quarterly expiration dates
→ Spot price tracking
→ Embedded leverage
→ 24/7 availabilityAll on a CFTC-regulated US exchange. pic.twitter.com/NKwqyWW4n2
— Coinbase 🛡️ (@coinbase) June 26, 2025
この新商品は、資金調達率の仕組みを利用して、先物価格が現物市場価格と密接に連動するように設計されている。これにより、グローバル市場で一般的な永久先物の機能性を維持しつつ、米国の厳格な規制基準を遵守する。
これまで米国のトレーダーは、永久先物取引のためにオフショアの取引所を利用することが多く、規制やカウンターパーティーリスクに直面していた。
コインベースは、この国内向けの新商品を通じて、規制に準拠した安全な代替手段を提供することを目指している。
永久先物は世界の仮想通貨取引において支配的な地位を占めており、一部市場では取引活動の90%に達することもある。コインベースは、この成功モデルを米国の規制監督下で再現しようとしている。
ナノ契約の導入は、トレーダーがより少ない資本でリスクを管理できる、柔軟なポジションサイジングを可能にする。これは、特に個人トレーダーにとって、仮想通貨市場へのアクセスを容易にするものだ。
特にビットコインは、市場の主要な指標と見なされている。また、スマートコントラクトの基盤として知られるイーサリアムも契約対象に含まれており、多様な投資戦略に対応する。
同社は、ローンチ日が近づくにつれて、提携プラットフォームを介した取引アクセスに関する詳細を発表する予定である。
この動きは、レバレッジを効かせた規制下の仮想通貨デリバティブに対する米国内の需要に応えるための戦略的な一歩であり、米国の先物市場を再編する可能性を秘めている。
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