コインベースがeコマース向けステーブルコイン決済「Coinbase Payments」を開始。USDCで24時間決済を実現。
暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは18日、ステーブルコイン決済ソリューション「Coinbase Payments」の提供を開始した。
このサービスは、eコマースプラットフォームがUSDコイン(USDC)での支払いを簡単に導入できるよう設計されており、既にShopifyとの統合が実現している。
発表を受けてコインベース株価は16%上昇し、USDC発行元のサークル社も25%急騰して過去最高値を更新した。
同社によると、ステーブルコインは昨年30兆ドルの決済を処理し、前年比3倍の成長を記録している。
Fortune 500企業の半数以上がオンチェーン構築を進め、中小企業の3分の1が既に仮想通貨を利用している現状にも関わらず、ステーブルコイン決済は多くのプラットフォームにとって手の届かない存在だった。
新しい仮想通貨の決済システムにより、Shopifyの数百万の加盟店が追加設定なしでUSDC決済を受け入れることが可能になる。
24時間365日の即時決済、より高速な決済処理、低手数料、グローバルリーチを実現する。
Coinbase Paymentsは3つの主要コンポーネントで構成される。
Stablecoin Checkoutでは、メタマスク、ファントム、Coinbase Walletなどの主要ウォレットを使用し、ガス手数料なしでブラウザネイティブな決済体験を提供する。
Ecommerce EngineはAPI基盤の加盟店向け運用システムで、承認、返金、定期請求などの機能をブロックチェーン開発なしで管理可能。
Commerce Payments Protocolはコインベースレイヤー2ブロックチェーンBase上で稼働し、オープンソースのスマートコントラクトによってオンチェーン取引を安全に実行する。
このインフラにより、従来のクレジットカード決済の承認後決済実行プロセスがステーブルコインでも実現され、税金計算、在庫予約、返金処理など商取引に必要な標準機能が含まれている。
ビットコイン(BTC)など従来の仮想通貨と比較して価格安定性に優れ、グローバルな商取引での実用性が期待される。
コインベースが株式のトークン化取引サービスの承認をSECに要請。ブロックチェーン技術で24時間取引や手数料削減を目指す。
Amazonなど大手企業が手数料削減でステーブルコイン発行を検討。米議会はGENIUS法による規制の最終投票を控え、市場の注目が集まる。
Stripeが仮想通貨ウォレットPrivyを買収。ステーブルコイン企業Bridgeに続く買収で、Web3決済の拡大を加速。
ProSharesとBitwiseは、Circle株に連動する新たなETFを申請。レバレッジ型とオプション戦略型が登場。