コインベースは、Baseにカルダノ(ADA)とライトコイン(LTC)のラップド資産を追加した。先行してローンチされたcbXRPとcbDOGEに続く動き。
暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースは26日、イーサリアムのレイヤー2ネットワークBase上で、新たにカルダノ(ADA)とライトコイン(LTC)のラップド資産の提供を開始した。
新たに導入したADAとLTCのラップド資産は、それぞれcbADAとcbLTCでBaseネットワーク上で発行され、元のネイティブトークンと1対1の価値で完全に裏付けられている。
これによりユーザーは、元々イーサリアム基盤ではない資産をBaseの分散型金融(DeFi)エコシステムで活用できるようになる。
cbADA and cbLTC are now live on @base. cbADA and cbLTC are ERC-20 tokens backed 1:1 by ADA and LTC held in custody by Coinbase.
Here’s what you need to know ↓ pic.twitter.com/iEUMPOrZYi
— Coinbase Assets 🛡️ (@CoinbaseAssets) June 25, 2025
今回の追加は、2025年6月5日に先行して提供が開始されたドージコイン(DOGE)向けのcbDOGEとリップル(XRP)向けのcbXRPに続くものだ。
ラップド資産の主な目的は、カルダノやライトコイン、XRP Ledgerといった本来イーサリアムと互換性のないブロックチェーンの資産を、Base上のdAppsで利用可能にすることにある。
特に、Baseの低手数料かつ高速な処理環境は、イーサリアムのメインネットワークと比較して、DeFi活動をより効率的かつ低コストで行うことを可能にするため、ユーザーにとっての利便性向上が期待される。
先行してローンチされたcbXRPとcbDOGEは、それぞれ提供開始から1日で500万ドル以上、190万ドル以上が発行された。
この戦略的な発表は、金融市場にも即座に好影響を与えた。コインベースの株価(COIN)は、このニュースを受けて約6%上昇し、過去の終値ベースでの最高値に迫る水準まで買い進まれた。
これは、Baseの成長とコインベースのL2戦略に対する市場の強い期待感を反映したものとみられる。
今回の動きは、コインベースが提供する仮想通貨の選択肢を広げ、多様な投資戦略を可能にする点で評価されている。
テザー共同創業者と元ブラックストーン幹部が提携し、SPAC経由で最大10億ドル規模の仮想通貨ファンドを設立。BTCなどを保有する計画。
ビットデジタルは、ビットコインマイニング事業を段階的に終了し、イーサリアムのステーキングおよび財務管理企業への転換を明かした。
チェーンリンクとマスターカードの提携により、35億人以上の保有者がDEXで仮想通貨を購入可能に。TradFiとDeFiの融合を加速させる。
CMEグループのXRP先物、ローンチ1ヶ月で取引高5.45億ドルを記録。機関投資家の関心を集め、現物ETFへの期待が高まる。