CEAインダストリーズが5億ドルの私募増資を明らかにした。BNB特化型の世界最大公開トレジャリー企業設立を目指す。140社以上が参加。
ナスダック上場のCEAインダストリーズは28日、バイナンスコイン(BNB)に特化した世界最大の公開トレジャリー企業を設立するため、5億ドルの私募増資を実施することを明らかにした。
この計画は投資会社10Xキャピタルが主導し、YZiラボが支援している。
今回の私募増資は、現金4億ドルと1億ドル相当の暗号資産(仮想通貨)で構成される。
さらに、発行される新株予約権が全て行使された場合、最大で7億5000万ドルの追加資金がもたらされ、総調達額は12億5000万ドルに達すると報告されている。
Announcing our $500 Million Private Placement to Establish the Largest Publicly-Listed $BNB-exclusive Digital Asset Treasury Company in the World! (NASDAQ: $VAPE). Upsized PIPE offering led by @yzilabs and top #institutional #crypto funds, with up to $1.25 billion of potential…
— 10X Capital (@10XCapitalUSA) July 28, 2025
この計画には、パンテラ・キャピタル、GSR、アーリントン・キャピタル、Blockchain.comなど、140を超える著名な機関投資家が参加している。
これは、CEAインダストリーズの新たな戦略に対する市場の幅広い信頼を反映している。
このトレジャリーは、時価総額が1000億ドルを超え、世界第4位の仮想通貨であるBNBに焦点を当てる。
BNBチェーンのエコシステムは180カ国以上で2億8000万人以上のユーザーを抱えており、その広範なネットワークを活用する狙いがある。
この動きは、BNBが主要な仮想通貨としての地位を固める一環と見られている。
今回の動きは、伝統的な金融手法と仮想通貨ネイティブの資本を組み合わせることで、仮想通貨市場への本格的な参入を意味する。
世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスの基盤を支えるBNBは、ステーキングやレンディングを通じて収益を生み出す機会を提供する。
このような戦略は、多くの投資家が仮想通貨ステーキングランキングを参考にするように、高い利回りを求める動きと一致している。
新会社の経営は、仮想通貨と伝統金融の専門家が担う。
新CEOには米デジタル資産大手ギャラクシー・デジタルのデビッド・ナムダー共同創業者が就任する。
また、カリフォルニア州職員退職年金基金のラッセル・リード元CIOが、CIOとして資産運用を監督する。
資産運用管理者としては、サード・ナジャ氏と10Xキャピタルが担当する。
同社は今後、BNBトークンを取得し、ステーキングやレンディング、その他の利回り生成戦略を通じて資産を運用する純粋なBNB特化企業への転換を目指す。
専門家による適切な運用は、成功する仮想通貨投資にとって不可欠な要素と言える。
この私募増資は31日までに完了する予定で、BNBトレジャリー戦略の迅速な実行が期待される。
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バイナンスコインは28日、史上最高値の約851ドルを記録した。BNBチェーンの利用拡大とアルトコイン市場の勢いが、価格上昇を後押し。