キャシー・ウッド氏がソラナを評価、新しい仮想通貨にも注目

ARKインべストのキャシー・ウッド氏が、ソラナを「反脆弱性」を持つ新しい仮想通貨プラットフォームとして評価した。

ARKインベストのキャシー・ウッド最高経営責任者（CEO）は23日、ニューヨークで開催されたソラナ・アクセラレートイベントで、ソラナ（SOL）が「反脆弱性」を持つプラットフォームとして評価すると発言した。

同氏は、ソラナのコスト効率性と技術的適応力を強調し、市場の課題を認識しながらもイーサリアム（ETH）に対する動的な代替手段として位置付けた。

また同氏は、ユーザーが最初にイーサリアムのエコシステムに触れた後、ソラナに移行する可能性があると示唆している。

イーサリアムとソラナを比較

ウッド氏は、ソラナの低い取引コストとスケーラビリティを、イーサリアムの高い手数料と対比させながら評価した。

開発者にとってより親和性の高いプラットフォームとして、ソラナが新しい暗号資産（仮想通貨）エコシステムの中核を担う可能性を指摘している。

ARKインベストは現在、ビットコイン（BTC）の価格目標を2030年までに240万ドル（約3億4320万円）に設定している。ソラナの具体的な価格予測も最終調整中で、調査完了後に公表する予定だ。

ミームコイン暴落の影響

一方で、ウッド氏は2025年1月にソラナ上でローンチされたミームコインのTRUMPトークンが、ローンチ直後に50％価格下落したことがソラナの評判に与えた影響について言及した。

この出来事によって、ソラナが投機的な資産との関連性があることで、機関投資家や年配の投資家を遠ざける要因となった可能性があると分析している。

また同氏は、投資家の参入を簡素化する上で仮想通貨上場投資信託（ETF）が重要な役割を果たすと強調した。

同氏によると、ソラナの今後の成長には、開発者や一般ユーザーによる継続的な革新と採用にかかっていると指摘し、長期的な技術的実行可能性に期待を示している。

ソラナ系の新しい仮想通貨

ソラナエコシステムの今後に注目が集まる中、Solaxy（SOLX）のような新しい仮想通貨プロジェクトが成長を見せている。

Solaxyは、ソラナ初のレイヤー2スケーリングソリューションとして開発され、ネットワーク混雑時の取引処理能力向上を目指している。

同プロジェクトは75,000人以上のソーシャルメディアフォロワーと13,000人以上のテレグラムメンバーを有し、強固なコミュニティ基盤を築いている。

現在、SOLXトークンの事前販売が実施されており、執筆時点までに4000万ドル（約57億円）以上を調達。2025年第2四半期にはトークン生成イベント（TGE）を予定しており、事前販売の参加者にはトークン配布も開始される。

Solaxy （SOLX）公式サイト｜X（旧Twitter）｜ホワイトペーパー

Kaiki Tsuchioka

2020年より暗号資産（仮想通貨）投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。