米証券キャンターフィッツジェラルドは、ソラナをイーサリアムより優れた準備資産と評価。関連企業のカバレッジを開始した。
米証券会社キャンターフィッツジェラルドは17日、ソラナ(SOL)がイーサリアム(ETH)よりも企業の準備資産として、理にかなっていると分析した。
TradFi is paying attention.
Cantor Fitzgerald initiates coverage on Solana treasury firms—says SOL is tech that powers the digital economy, outpacing ETH in dev growth.
The SOL thesis is simple: Bitcoin is sound money.
Meanwhile, anything is possible on Solana. pic.twitter.com/NLE3jGJ2fM
— Upexi (@UpexiTreasury) June 17, 2025
キャンターフィッツジェラルドは、ソラナに特化した企業3社の株式カバレッジを開始した。
対象はDFDV、UPXI、HODLの3社で、いずれも投資判断を強気とした。
目標株価については、DFDVに45ドル、UPXIに16ドル、HODLに54カナダドルをそれぞれ設定している。
同社は、ソラナが持つ優れた技術が、現在の市場を牽引するイーサリアムの地位を脅かすと指摘する。
イーサリアムの時価総額は現在、ソラナの約863億ドルに対し2.5倍の規模を誇るが、この差は今後縮まる。
カバレッジ対象の3社は、ソラナエコシステムの成長を活用し、純資産価値を超える株式プレミアムを生み出す。
アナリストがソラナを高く評価する背景には、その明確な技術的優位性がある。
ソラナの取引処理速度は毎秒6万5000件に達し、手数料は0.01ドル未満と非常に低い。
これは、イーサリアムと比較して処理能力、速度、コスト効率の全てで上回っており、dAppsや機関投資家にとって魅力的な基盤となる。
最近の開発者の動向も、ソラナへのシフトを示唆している。
同ブロックチェーン上の開発者活動はイーサリアムを上回るペースで増加しており、エコシステムの拡大が期待されている。
キャンターフィッツジェラルドは、ソラナが将来的にオンチェーン金融において選択され、SOLを準備資産として保有する企業価値が高まると予測する。
こうした動向は、企業が仮想通貨をどのように評価し、ポートフォリオに組み込むかという点で、新たな潮流を生む。
一方で、一部のアナリストはリスクも指摘する。
準備資産を保有する企業が急増することは、2022年に起きたGBTCのプレミアム崩壊のようなシステミックリスクを招く。
特に市場の混乱期に強制的な資産売却が起きた場合、その影響は大きいと警戒されている。
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