カナリーキャピタルは、ソラナ現物ETFにステーキング機能の導入を計画。マリネード・ファイナンスとの提携も実施。
大手投資会社カナリーキャピタルは21日、米証券取引委員会(SEC)に対し、ソラナ(SOL)の現物型上場投資信託(ETF)の改定版を提出した。
今回の申請では、ETF名称を「Canary Marinade Solana ETF」に変更し、ETFにソラナのステーキング機能を組み込む狙いがある。
また今回の申請にあたり、ソラナ基盤の分散型金融(DeFi)Marinade Financeとの提携も発表した。
🚨 Marinade is the first staking provider to be named in a U.S. Solana ETF filing
The proposed ETF from @CanaryFunds is powered by Marinade Select, a new staking strategy built for trust and transparency.
Here’s what it means and why we built Select 👇
1/4 pic.twitter.com/UmzkrynBx8
— Marinade 🛡️ (@MarinadeFinance) May 21, 2025
新たなETF構造では、Marinadeの開発したステーキング技術「Marinade Select」を活用する。
Marinade Selectは、機関が保有するソラナをマリネード経由でステーキングし、得られた報酬をファンドのガイドラインに応じて再投資または投資家へ分配することが可能となる。
この仕組みは、機関投資家がソラナ価格の値動きだけでなく、ステーキング報酬による追加リターンも享受できる点が特徴だ。
ステーキングを組み込んだETFは、従来型の暗号資産(仮想通貨)ETFと差別化を図り、特に機関投資家への訴求力を高めると見られている。
ソラナ現物ETFを巡っては、カナリーキャピタルのほか、21シェアーズ、ビットワイズ、ヴァンエック、フィデリティといった企業による申請も進んでいる。
しかしSECは、市場操作リスクや投資家保護の観点から審査を長引かせており、最終判断は2025年後半以降まで延期されている。
今回の改定申請は、SECの懸念点への対応と規制環境に即した構造への調整が目的と見られる。
一方で、予測市場Polymarketでは、2025年内のソラナETF承認に82%の確率を付与するなど、市場には前向きな見通しも広がっている。
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