Home » アルトコイン » ナスダック上場BTCS、イーサリアム購入に向け80億円超を調達

ナスダック上場BTCS、イーサリアム購入に向け80億円超を調達

16.05.2025 8:47 1 分で読了 Hideaki Wakabayashi
シェアする: シェアする
ナスダック上場BTCS、イーサリアム購入に向け80億円超を調達

米ナスダック上場のBTCSは14日、約84億円を調達し、イーサリアム取得とノード運用拡大を目指すと発表した。

米ナスダック上場企業BTCSは14日、最大5780万ドル(約84億円)の資金調達を通じてイーサリアム(ETH)の大量取得とバリデータノード運用拡大に乗り出すと発表した。

調達はATWパートナーズ主導の転換社債発行で実施され、第一弾として780万ドルを確保した。

チャールズ・アレンCEOは、この戦略がマイクロストラテジーのビットコイン(BTC)蓄積手法に倣ったものと説明。イーサリアムを長期的な成長の中核資産と位置づけ、「イーサリアムの保有拡大とステーキング・ブロック生成事業による継続的な収益確保」を目指している。

イーサリアム取得の狙いと今後の展望

BTCSの判断には、ペクトラアップグレード完了後に42%上昇したイーサリアム価格が背景にある。同社はこのタイミングを「イーサリアムの成長軌道における重要な転機」と捉え、機関投資家や企業による暗号資産(仮想通貨)投資の流れに合流している。

転換社債の発行条件では、株式転換価格が1株5.85ドルに設定され、これは発表時の株価約2ドルの3倍近い水準となる。満期は2年で年利6%。投資家はBTCS株の将来的な上昇に賭ける形となる一方、BTCSは必要資金を確保できる構造だ。

ステーキングとDeFi連携による収益最大化

同社は既に分散型金融(Defi)プラットフォームAAVEを通じたイーサリアム取得にも着手しており、今回の調達はその延長線上にある。

イーサリアムのステーキング報酬獲得に加え、分散型金融サービスも活用した効率的な運用を目指す。

アレンCEOはこの戦略について「自社バランスシートでのデジタル資産蓄積と継続的な収益創出を両立させる」と強調。

ビットコインに比べて劣後していたイーサリアムが近年ネットワークアップグレードや機関投資家の関心増加で再評価されつつある中、BTCSはイーサリアム関連事業を積極的に強化する姿勢を鮮明にしている。

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

Telegram

シェアする: シェアする
もっと アルトコイン ニュース
まだコメントはありません!

あなたのメールアドレスは公開されません。