ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSは20日、イーサリアム(ETH)を3450枚追加取得したと発表した。
平均購入価格は1ETHあたり2441ドル(約35万1504円)で、取得総額は約842万ドル(約12億1248万円)となる。
これにより同社のイーサリアム保有量は1万2500ETHへと拡大し、2025年第1四半期末から38%の増加となった。
BTCSによる今回の大規模なイーサリアム追加購入は、米資産運用会社ATWパートナーズとの間で締結した5780万ドル(約83億1200万円)規模の転換社債発行契約によって実現した。
この資金調達スキームにより、既存株式構造を変えることなく、必要な流動性を確保した形だ。
同社のCEOは「イーサリアムは分散型金融(DeFi)やWeb3の発展に不可欠な基盤資産」と位置付け、ビットコイン(BTC)よりもイーサリアムを優先する戦略を明言している。
こうしたヘッジファンドによるイーサリアム選好は、現在の暗号資産(仮想通貨)市場で特に注目されている動向だ。
BTCSの発表当日、ナスダック総合指数は1.2%の上昇を記録し、リスク志向の高まりがテック関連市場に波及した。
イーサリアムの価格もニュース後24時間で3.5%上昇し、主要取引所では約2450ドル(約35万2800円)で取引された。
同社の継続的なイーサリアム購入は、ブロックチェーンインフラ事業への長期的なコミットメントと、イーサリアムのエコシステム成長への確信を示している。
近年では分散型金融やスマートコントラクトの広がりを背景に、ヘッジファンドによるアルトコインの保有拡大が進んでおり、BTCSの動きは、こうした市場潮流の象徴的な事例と言える。
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