米証券取引委員会(SEC)は30日、複数のアルトコイン現物ETF申請に関する決定を延期した。
これは、暗号資産(仮想通貨)に対する規制当局の姿勢が変化しているとの見方が背景にある。
ETFストア社長のネイト・ゲラシ氏は自身のXで、SECが複数の仮想通貨ETFに関する決定を延期したことを報告した。
具体的には、フランクリン・テンプルトンのソラナ(SOL)およびリップル(XRP) ETF、グレースケールのHBAR ETF、ビットワイズのDOGE ETF、およびフランクリンとフィデリティのイーサリアムETFのステーキングなどが対象となっている。
ゲラシ氏は、「今年中にこれらのETFはすべて承認されると考えている」と述べており、この見解はアルトコインETFの見通しに対する強い自信を示している。
複数の仮想通貨アナリストによると、ライトコイン(LTC)のETF承認確率が最も高く90%、ドージコイン(DOGE)が80%、SOLが70%、XRPが65%と予測されている。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のETF承認後、機関投資家の保有率は大幅に増加しており、アルトコインETFでも同様の傾向が期待されている。市場には、ETF承認による機関投資家の参入が仮想通貨1000倍の成長を促す大きな要因になるとの期待が広がっている。
SEC新議長のポール・アトキンス氏はデジタル資産に対して友好的な姿勢を示しており、先週の初の公式発言で「デジタル資産から大きな利益が得られることを期待している」と述べ、仮想通貨の規制フレームワーク構築のために議員と協力する意向を表明した。
トランプ政権は2025年初め、「デジタル金融技術におけるアメリカのリーダーシップ強化」と題する大統領令に署名しており、この命令はデジタル資産とブロックチェーン技術の成長を奨励し、暗号資産業界の明確なルールを作るためのワーキンググループを設立している。
こうしたETF承認への期待が高まる一方で、仮想通貨市場の革新は、伝統的な金融商品の枠組みを超えた領域でも着実に進んでいる。その代表例の一つとして注目されるのが、AI仮想通貨サブスクリプションプラットフォーム「SUBBD (SUBBD)」である。
SUBBDは、850億ドル規模とされる巨大なコンテンツ産業において、クリエイターとファンを直接結びつけ、より透明性の高い収益化モデルの構築を目指している。
イーサリアムブロックチェーン上に構築され、ライブコンテンツ配信、プレミアムなファン体験、ステーキング、暗号資産決済、AIコンテンツ作成支援ツールなどを統合したエコシステムを提供する。
ネイティブトークンであるSUBBDは、プラットフォーム内での様々な特典と連動している。保有者は、限定コンテンツへのアクセス権や特別なボーナスを得られるほか、年利20SUBBDは、プラットフォーム内での様々な特典と連動している。
仮想通貨市場が新たなサイクルへの移行期にあるとされる中、SUBBDのように具体的なユースケースと革新的な技術を組み合わせたプロジェクトは、ETFとは異なる形で市場の発展に寄与する可能性を秘めている。
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
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