ブラックロック幹部、経済不安は仮想通貨 おすすめの追い風に

世界最大の資産運用会社ブラックロックのテーマ別・アクティブETF責任者ジェイ・ジェイコブス氏は25日、世界的な経済の不確実性が暗号資産（仮想通貨）ビットコイン（BTC）にとって追い風になるとの見解を示した。

同氏はCNBCのインタビューで、ビットコインの今後が米国株式、特にハイテク株との相関性から徐々に切り離されつつあることが、金（ゴールド）と同様に安全資産としての魅力を高めていると指摘した。

地政学的分断がビットコイン需要を促進

ジェイコブス氏によれば、地政学的な分断や貿易摩擦、マクロ経済の不確実性といった状況が、株式とは異なる動きをする資産への需要を高めている。

「不確実性が大きくなると、ビットコインはより繁栄する」と同氏は指摘し、世界情勢が不安定な環境において、ビットコインは金と並ぶ避難先として機能すると説明した。

実際、投資家が厳しい世界情勢の中で代替投資を求める動きから、ビットコインETFと金ETFの両方に顕著な資金流入が見られるという。ブラックロックは地政学的な分断を今後数十年にわたり世界市場を形成する「メガフォース」として認識している。

特に米中間の貿易摩擦は、景気後退への懸念を高め、市場の変動性を増大させている。このような不確実性が、世界がより不安定に感じられるときに繁栄する独立した資産クラスとしてのビットコインの役割を支持している。

資産分散とインフレヘッジとしての位置づけ

ブラックロックが展開する「クイック・ダウンロード」シリーズでも、ジェイコブス氏はビットコインが地政学的な不確実性や通貨リスクに対するヘッジとして機能する可能性を強調した。

ビットコインはナスダックのような米国の株価指数からますます「分離（decoupling）」しており、投資家はそれを相関性の高いハイテク資産としてではなく、不確実性やインフレに対する伝統的なヘッジ手段である金のように見なすようになっている。

不確実性が高まる中、投資家は異なる動きをすると期待される資産へと資金をシフトさせており、これがビットコインと金のETFへの流入を押し上げている。

仮想通貨 おすすめ銘柄の新展開

ビットコインへの期待が高まる中、その価格上昇に関連した仮想通貨おすすめ「BTC Bull Token（BTCBULL）」に注目が集まっている。

BTC Bull Tokenは、単なるミームコインとは一線を画し、ビットコインが特定の価格目標（例えば15万ドルや20万ドルなど）に到達するごとに、保有者に対してビットコイン（BTC）をエアドロップする報酬メカニズムを特徴としている。

さらに、ビットコイン価格が一定水準（例えば12万5千ドル）を超えるとトークンバーン（焼却）が開始され、供給量を減少させることで希少価値を高めるデフレ戦略も採用している。

現在、BTCBULLはプレセール段階にあるとされ、初期価格0.00248ドルからスタートし、すでに500万ドル以上の資金調達を達成したとの情報もある。

ビットコインのパフォーマンスに連動した報酬と、ミームコインとしての話題性を組み合わせたこのトークンは、今後の仮想通貨市場において注目すべき動きの一つと言える。

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Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。