ブラックロックがUSDC発行企業サークルのIPOで発行される株式の約10%取得を検討していることが判明。
世界最大の資産運用会社ブラックロックは29日、ステーブルコインUSDC発行企業サークル社の新規株式公開(IPO)において、発行される株式の約10%を取得する計画を検討していることが分かった。
両社はすでに戦略的パートナーシップを結んでおり、ブラックロックはUSDCの裏付け資産を管理する「サークル・リザーブ・ファンド」という政府系マネーマーケットファンドを運用している。
サークル社は先日、ニューヨーク証券取引所にIPOを申請し、最大6億2400万ドル(約8900億円)の資金調達を目指す動きを見せている。
サークル社の証券コード「CRCL」で、クラスA株式2400万株を発行予定だ。このうち960万株が新規発行、残りを既存株主が売却する構造となっている。
サークルが設定した株価レンジは24ドルから26ドルで、最終的な価格設定は今後決定される予定だ。
注目すべきは、キャシー・ウッド氏率いるARKインベストも1億5000万ドルのサークル株式購入を予定していることだ。
ブラックロックの投資額は明らかにされていないが、6億2400万ドルの調達目標の一部を占めることになる。
ブラックロックの参入は、同社が暗号資産(仮想通貨)を成長分野として重視していることを示している。
同社はこれまで、ブロック社との提携や、トークン化プロジェクト、実験的な仮想通貨上場投資信託(ETF)の申請など、デジタル資産領域での存在感を高めている。
USDCは、分散型金融(DeFi)や機関投資家の取引で利用される主要なステーブルコインとして位置づけられており、その発行企業であるサークルの役割は極めて重要だ。
ただし、ブラックロックの参加は最終決定されておらず、デューデリジェンスの結果に依存する。また、サークルはステーブルコインの準備金や市場安定性に関する規制当局の監視下にある。
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