ビットワイズCIO、BTC戦略発表｜新しい仮想通貨銘柄も急浮上

ビットワイズ投資責任者、BTCを単体投資ではなく戦略的に配分する投資手法を推奨。関連の新しい仮想通貨に注目集まるか。

ビットワイズ・アセット・マネジメントのマット・ホーガン最高投資責任者は3日、従来のポートフォリオにおけるビットコイン（BTC）の役割について、新しい暗号資産（仮想通貨）戦略を推奨した。

同氏によると、投資家はビットコインを単独で追加するのではなく、全体的なリスク予算の文脈で検討すべきだという。新しいアプローチは、ビットコインの特性を活かしつつ、ポートフォリオ全体のバランスを保つことを重視している。

新しい仮想通貨配分戦略の詳細

ホーガン氏は2017年から2024年までの期間を分析し、従来の60/40株式債券分割とビットコインを含む様々な配分を比較した研究結果を発表。

5%のビットコイン配分により、リターンは107%から207%へと大幅に向上したが、標準偏差で測定される全体的なポートフォリオのボラティリティは11.3%から12.5%への穏やかな増加にとどまった。

推奨される配分戦略では、構造化されたリスク予算内でのビットコイン配分を通じて、ボラティリティと潜在的な上昇余地のバランスを取ることが重要だとした。同氏は「ビットコインをポートフォリオに追加する際は、それを単独で行わず、リスク予算全体の文脈で考える」べきだと強調している。

さらに革新的なアプローチとして、ホーガン氏は5%のビットコインを追加しながら同時に債券エクスポージャーを増加させ、短期国債に傾斜させるモデルも提示。この組み合わせにより、従来の配分を上回る成果を達成し、低リスクでビットコイン強化ポートフォリオとマッチするリターンを実現できるとしている。

企業による新しい仮想通貨採用トレンド

ホーガン氏は、ストラテジー社のビットコイン保有を過小評価されているトレンドとして挙げ、数百の企業が同様の戦略を採用する可能性があると予測した。

新しい資産クラスの歴史的パターンに言及し、「物理的に新しい価値保存手段が出現することが可能だと認めるなら、それは極めて小さく始まり、価値もなく、非常に不安定で、時間の経過とともに大きくなり、数兆ドルの価値を持ち、ボラティリティが減少することが予想される」と述べた。

ビットコイン関連投資の新しい仮想通貨に注目

こうしたビットコインへの関心の高まりとともに、投資家は直接的なビットコイン投資以外の方法でもBTCの成長から恩恵を受ける機会を模索している。その中で注目されているのが、ビットコインの価格上昇と連動した報酬システムを提供するBTC Bull Token（BTCBULL）だ。

BTC Bull Tokenは、イーサリアム（ETH）ブロックチェーン上で構築された革新的なミームコインで、ビットコインの価格が特定の節目に到達した際に、トークン保有者にビットコインのエアドロップ報酬を提供する仕組みを採用している。

先行セール参加者には年利111%の動的ステーキング報酬が提供されており、早期投資家にとって魅力的なリターンが期待できる。

従来のビットコイン戦略に加えて、このような革新的なアプローチは、投資家にビットコインエコシステムへの多角的な参加機会を提供している。

ホーガン氏が提唱する慎重な配分戦略と併せて、こうした新しい仮想通貨の選択肢も、ポートフォリオの多様化における一つの検討要素として注目されている。

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Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。