ビットコイン採掘企業のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが2億5千万ドルでETH戦略に転換。エコシステムの期待示す。
ビットコイン採掘企業のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは6月30日、2億5000万ドルの私募増資を実施し、イーサリアム戦略への転換を明らかにした。
この発表を受け、同社の株価は519%の上昇を記録し、投資家の注目を集めている。
今回の資金調達は1株あたり4.50ドルで5555万5556株の普通株式を売却する形で実施され、7月3日頃の取引完了を予定している。
調達した資金により、同社のイーサリアム(ETH)保有量は現在の16倍以上に増加し、上場企業としては最大級のETH保有者の一つになる見通しだ。
今回の私募増資は、モザイクスが主導し、ファウンダーズファンドやパンテラキャピタル、クラーケンといった業界大手が参加した。
これらの投資家の参加は、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズの新たなイーサリアム戦略への強い支持を示している。
同社のジョナサン・ベイツCEOは「この私募増資により、6月9日の初回購入に続いてビットマイン・イマージョン・テクノロジーズの財務保有を加速させる」と述べた。
新たな重要業績指標として1株あたりのイーサリアム保有量を設定すると明かした。
ビットマインがビットコイン(BTC)からイーサリアムへと戦略を転換する背景には、イーサリアムネットワークの独自性がある。
直接的なETH財務ポジションを持つことで、イーサリアムネットワーク上でのステーキングや分散型金融メカニズムなど、ネイティブなプロトコルレベルの活動へのアクセスが可能になると説明。
リー氏は特にステーブルコイン市場におけるイーサリアムの役割を重視している。
ステーブルコイン取引の大部分がイーサリアムブロックチェーン上で行われており、この分野での成長がイーサリアムの価値向上につながると期待している。
この戦略転換により、ビットマインは従来のビットコイン採掘事業を維持しながら、イーサリアム中心の財務戦略を採用する企業として新たな地位を確立することを目指している。
株式市場の反応は非常にポジティブで、発表後のプレマーケット取引では株価が3倍以上に上昇し、投資家の期待の高さを示している。
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