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米ビットオリジン、DOGEを財務資産に採用|5億ドル調達へ

18.07.2025 17:18 1 分で読了 若林 英明
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米ビットオリジン、DOGEを財務資産に採用|5億ドル調達へ

ビットオリジンが、ドージコインを中核的な準備資産とする戦略を発表。5億ドルの資金調達枠を確保し、長期的にDOGEを蓄積。

米ビットコイン採掘企業ビットオリジンは17日、ドージコイン(DOGE)を中核的な準備資産とする財務戦略の実施に向け、最大5億ドルの資金調達枠を確保した。

シンガポールを拠点とする同社は、米主要取引所上場企業として初めてドージコインを中核資産に採用する企業となる。

資金調達は4億ドルのクラスA普通株式と1億ドルの転換社債で構成される。

既にATW Partnersからの転換社債を通じて初回クロージングとして1500万ドルの調達を完了している。

決済アプリへの期待が背景

同社のジンハイ・ジャンCEOは「ドージコインは決済手段としてのスピードとコミュニティの規模で他の暗号資産(仮想通貨)に劣らない」と述べた。

特にイーロン・マスク氏が構想するXのグローバルスーパーアプリのX Moneyへの統合に対する期待を示している。

調達した資金の大部分はドージコイン購入に充当される計画。

同社は既存の仮想通貨マイニング事業のインフラを活用し、決済アプリケーションやマイナー向けサービスなどドージコインエコシステム内での事業展開も視野に入れている。

ジャン氏は「ジョークとして始まったものが、グローバルに流動性のある決済手段に進化した」と評価。

P2P決済やオンラインコマースでの採用拡大を背景に挙げた。

株価急騰と市場の反応

この発表を受けてビットオリジンの株価は約74%急騰した。

ただし同社株は年初来で42%下落しており、時価総額は約2000万ドルにとどまっている。

公開以来の株価パフォーマンスは低迷が続いている状況となっている。

ドージコインは発表後3%上昇し、1枚あたり0.21ドルで取引されている。

同社の戦略は、ビットコイン(BTC)を財務資産とするストラテジーのアプローチとは異なり、ミームコインを中核とする珍しい事例として注目されている。

企業による仮想通貨財務戦略の採用が広がる中、ドージコインを選択した同社の判断は機関投資家のミームコインに対する見方に影響を与える可能性がある。

日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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