免責事項:暗号資産は価格変動リスクが高く、元本割れの可能性があります。CryptoDnesは情報提供を目的とし、投資助言は行いません。投資に関する損失について一切責任を負わず、投資判断は自己責任となります。免責事項全文をご確認下さい。
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リップル(XRP)の価格は27日、前日から3.7%下落し、2.09ドルで取引されている。
下落の背景には、26日に米連邦裁判所がリップルの提案した5000万ドルの訴訟和解案を「手続き上不適切」として却下したことがある。
この決定により、リップルに対する1億2500万ドルの罰金が維持され、13億ドルの未登録XRP販売に関する訴訟が控訴手続きに持ち越された。
これにより暗号資産(仮想通貨)投資家の間に長期的な不確実性が広がり、XRP価格は即座に下落した。
リップル社のであるスチュアート・アルデロティ最高法務責任者は、今回の判決を受け「XRPが個人投資家向け販売において証券でないという法的地位は変わらない。引き続き、通常通りの事業を進める。」と述べた。
この判決は、XRPの非証券ステータスが維持されたものの、和解の不透明感が仮想通貨市場心理に重くのしかかっていることを示している。
今回の法的展開は、リップルの共同創業者が14年間の沈黙を破り、イラン・イスラエル戦争による地政学的緊張の高まりを背景にXRP価格を押し上げた直後に発生した。
これにより、XRPの短期的な展望は高いボラティリティを伴うものと予想される。法的リスクと市場心理の変動が絡み合う中、仮想通貨投資家は慎重なポジション管理が求められる。
リップル(XRP)の価格は、2025年6月27日時点で2.09ドル近辺での推移が続き、明確な方向感を欠く展開が続いている。
以下では、週足および日足チャートのテクニカル指標を基に、中長期および短期の価格動向を分析し、今後の展望を提示する。
出典:TradingView XRP/USD 週足 (2023年~現在まで)
週足チャートを概観すると、XRP価格は中長期的な強気基調を維持している。2023年9月に20週移動平均線(MA)が100週MAを上抜けるゴールデンクロスが発生し、上昇トレンドの開始を明確に示した。
このシグナルは、2024年11月から12月にかけての急騰を予兆し、ビットコイン主導の強気相場と連動する形でXRP価格は約5.5倍に急上昇した。
現在の価格2.09ドルは、100週MA(約1.12ドル)から大きく乖離しており、市場の過熱感を反映している。過去の価格パターンに基づけば、この乖離は調整局面での100週MAへの回帰リスクを孕む。
一方、20週MA(現在約2.30ドル)を明確に上回る推移が継続する場合、3.00ドル台への上昇余地が広がる。特に、3.00ドルは心理的な抵抗線として機能する可能性が高く、突破には強い買い圧力が必要となる。
出典:TradingView XRP/USD 週足 (2024年~現在まで)
日足チャートでは、2025年3月以降、XRP価格は明確な方向性を欠くレンジ相場を形成している。価格は1.60ドルから2.60ドルの範囲で推移し、現在の2.09ドルはレンジ中ほどに近い水準にある。
直近の動向では、20日MAが100日MAを下抜けるデッドクロスが発生し、短期的な下落圧力が強まっている。直近の安値1.90ドルを日足実体で下抜ける場合、1.60ドル付近までの下落が加速する可能性が高い。
この水準は過去のサポートとして機能した経緯があり、買い手が再び参入する可能性がある。
一方、上昇シナリオでは、2.35ドルを日足実体で明確に上抜ける必要がある。この場合、レンジ上限の2.54ドルへの回復が視野に入り、さらなる上昇には強い出来高を伴うブレイクアウトが求められる。
相対力指数(RSI)は現在50近辺で推移しており、過熱感や売られ過ぎのシグナルは見られないが、下落トレンドへの転換リスクを注視する必要がある。