免責事項:暗号資産は価格変動による元本割れのリスクがあります。CryptoDnesは情報提供を目的とし、投資助言は行いません。投資に関する損失について一切責任を負わず、投資判断は自己責任となります。免責事項全文をご確認下さい。
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リップル(XRP)の価格は25日、3.6ドル台の高値から3.1ドルへと急落し、週間で約15%後退した。この下落により、XRPの先物市場では約8170万ドル相当のポジションが清算されたことが明らかになった。
オンチェーン分析プラットフォームCoinglassのデータによれば、24時間のXRP先物取引量は前日比149.8%増加し、市場に強い売り圧力がかかっていたことを示している。
背景には、リップル共同創業者による大規模送金や、訴訟の進展をめぐる不透明感があるとみられる。
ブロックチェーン分析家ZachXBTによると、リップルのクリス・ラーセン共同創業者に紐づけられた仮想通貨ウォレットが、7月17日から約5000万XRPを移動させた。
このうち1億4000万ドル相当は取引所または関連サービスへ送られており、市場では即時の売却懸念が浮上している。
送金は複数のアドレスに分割され、新規ウォレット2つがそれぞれ500万XRPを受け取るなど、複雑な構造が見られた。
この動きに対し、一部では市場での売却を示唆する声のほか、XRP供給の分散化を目的とした戦略との見方も浮上している。
一方で、リップルと米SECとの訴訟に進展の兆しが見え始めている。
8月15日までに共同ステータス報告書の提出が予定されており、市場では罰金5000万ドルと正式な差し止め命令なしでの和解の可能性を70〜90%と予測する声もある。
こうした前向きな見通しを受け、アナリストの間ではXRP価格の急落を一時的な調整と捉える意見が多い。
著名アナリストのDark Defenderは、次の上昇フェーズへの布石と分析。さらにCrediBULL Cryptoは、トリプルタップパターンの形成とサポート転換を理由に、1.90ドル付近からの反発を見込んでいる。
仮想通貨投資家にとっては、短期的なボラティリティに備えつつ、訴訟の行方を慎重に見守る姿勢が求められる。
リップル(XRP)は一時3.6ドルまで急騰した後、25日時点で3.1ドル付近へ後退した。ここからは、週足および日足チャートのテクニカル指標を基に、XRPの中長期および短期の価格動向を分析し、今後の展望を提示する。
出典:TradingView XRP/USD 週足(2023年~現在まで)
週足チャートを概観すると、XRPは明確な強気トレンドを形成している。2023年9月に20週移動平均線(MA)が100週MAを上抜けるゴールデンクロスが発生し、中長期的な上昇相場の起点となった。
このシグナルは、2024年11月から12月にかけての急激な価格上昇を牽引し、XRPは約5.5倍の価格上昇を達成。現在の3.1ドル水準は、100週MAから大きく乖離しており、市場の過熱感を示唆する。
この乖離は、過去のデータに基づくと調整局面への移行リスクを孕むが、中長期的な上昇トレンドの基盤は依然として強固である。
週足の相対力指数(RSI)は現在75付近に位置し、過熱ゾーンに突入している。これは短期的な調整圧力を示唆するが、機関投資家の参入拡大や、国際送金分野でのXRP採用の進展がトレンドを支える要因として機能している。
一方で、100週MA(約2.2ドル)への回帰リスクは潜在しており、過度な楽観は禁物である。
出典:TradingView XRP/USD 日足(2025年~現在まで)
日足チャートでは、2025年3月以降、XRPは1.8~2.5ドルのレンジ相場で推移していたが、7月初旬に20日MAが100日MAを上抜けるゴールデンクロスが発生し、短期的な上昇圧力が加速した。
このブレイクアウトは取引量の急増を伴い、XRPを過去最高値の3.6ドル台へと押し上げ、3.5ドルの心理的節目を突破した。日足のRSIは現在70付近にあり、強気モメンタムが依然として優勢であることを示す。
しかし、最近の3.1ドルへの後退は、短期的な利益確定売りを反映。現在の価格水準は、3.00ドル付近の重要なサポートに接近している。
このサポートを維持できれば、短期的な上昇トレンドの継続が期待されるが、下抜けした場合、2.6ドル付近までの調整が視野に入る。
取引量の動向は引き続き注視が必要であり、急増が伴わない下落は一時的な調整に留まる可能性が高い。