免責事項:暗号資産は価格変動リスクが高く、元本割れの可能性があります。CryptoDnesは情報提供を目的とし、投資助言は行いません。投資に関する損失について一切責任を負わず、投資判断は自己責任となります。免責事項全文をご確認下さい。
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ソラナ(SOL)の価格は17日午前、48時間比で約10%の上昇を記録し、158ドルに達した。
この価格動向は、ソラナETFの承認確率上昇と、機関投資家によるステーキング拡大が主な要因とみられる。
しかし、デリバティブ市場では楽観ムードが後退し、オープンインタレストの低下やロングポジションの清算急増が価格の上値抵抗を示唆している。
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏とジェームズ・セイファート氏は、6月11日のX投稿でソラナETFの承認確率を90%と評価した。
この見通しを受け、6月13日には暗号資産(仮想通貨)運用会社コインシェアーズがS-1申請を提出し、ソラナETFの申請発行体としては8社目となった。
これまでに資産運用会社グレースケール、ヴァンエック、21Shares、カナリー・キャピタル、ビットワイズ、フランクリン・テンプルトン、フィデリティが同様の申請を行っている。
ETF承認への期待は、ソラナの強気トレンド再燃を後押しする可能性がある。
米国の投資企業ギャラクシー・デジタルは、過去24時間で6300万ドル相当のソラナの仮想通貨ステーキングを実施した。
同社はまず4000万ドル相当の26万SOLをステーキングし、続いて2270万ドル相当の15万SOLを追加した。
これにより、同社のSOLステーキング総額は1億ドル相当の66万SOLに達し、市場の機関投資拡大を示す。
Solana Strategies、DeFi Development Corp、UpexiなどのDeFi企業によるソラナトレジャリーの構築も、強気センチメントを後押ししている。
一方、ソラナのデリバティブ市場では楽観ムードが後退している。
オンチェーン分析企業Coinglassのデータによると、オープンインタレストは過去24時間で7%減少し、63億7000万ドルに低下した。
これは投資家がオープン契約から資金を引き揚げ、強気期待が後退していることを示す。
さらに、ロング清算額は1500万ドルに急増し、ショート清算額の400万ドルを大きく上回った。この清算の偏りは、強気トレーダーの大幅な損失を反映している。
ソラナ(SOL)は、2024年11月以降の仮想通貨市場の動向に影響されつつ、独自のテクニカル要因によって個別の価格推移を見せている。
ここでは、週足および日足チャートをもとに、ソラナの今後の価格動向を予測する。
出典:TradingView SOL/USD 週足(2022年~現在まで)
週足チャートを概観すると、ソラナ(SOL)は2024年11月以降、ビットコイン主導の強気相場に支えられ、顕著な価格上昇を記録した。
しかし、2025年1月以降、市場全体が弱気転換する中、ソラナも下落トレンドに突入。
100週移動平均線を一時下抜けたが、3月下旬にこの水準が強固なサポートとして機能し、反発に転じた。
このサポートゾーンは過去のサイクルでも繰り返し買い支えの役割を果たしており、長期投資家の信頼が集まる水準である。
直近では、20週移動平均線を突破し、短期的な強気モメンタムが回復。市場全体の弱気圧力に対するソラナの相対的な耐性が浮き彫りとなっている。
ただし、上値抵抗として約180ドル付近が控えており、この水準を明確に突破できなければ、長期トレンドの転換は不確実なままとなる。
出典:TradingView SOL/USD 日足(2023年~現在まで)
日足チャートでは、2025年2月上旬に20日移動平均線が100日移動平均線を下抜けるデッドクロスが発生し、売り圧力が強まった。
4月初旬には価格が96ドルまで急落したが、この水準での強力な買い戻しを背景に反発基調へ転換。
直近では、20日移動平均線と100日移動平均線のゴールデンクロスが形成され、短期的な強気トレンドの確立を示唆している。
このクロスは、買い勢力の復活と市場センチメントの好転を反映する重要なシグナルである。
しかし、価格は5月の高値186ドルから約19%下落し、現在100日移動平均線上での攻防が続いている。
直近の上昇モメンタムは鈍化傾向にあり、186ドルのレジスタンス突破が短期的なトレンド継続の鍵となる。
一方で、140ドル前半は主要なサポートゾーンとして機能し、過去数週間で複数回の反発が確認されている。
140ドルを日足終値で明確に下抜ける場合、96ドル付近への再下落リスクが高まる。