免責事項:暗号資産は価格変動リスクが高く、元本割れの可能性があります。CryptoDnesは情報提供を目的とし、投資助言は行いません。投資に関する損失について一切責任を負わず、投資判断は自己責任となります。免責事項全文をご確認下さい。
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イーサリアム(ETH)の価格は24日、過去24時間で7.1%上昇し、2400ドル付近で取引されている。
この急騰は、ドナルド・トランプ米大統領が自身の所有するSNSプラットフォームTruth Socialで発表した、イスラエルとイラン間の停戦合意に端を発する。
この地政学的緊張の緩和が暗号資産(仮想通貨)市場の不安を払拭し、強気なセンチメントを再燃させた。
日本時間の6月24日7時02分、トランプ大統領はイスラエルとイランが完全な停戦に合意したと投稿。声明によると、イランが12時間の停戦を開始し、続いてイスラエルが追随、24時間の完全な戦闘停止に至る。
12日間の戦争と称されたこの紛争は、より長期かつ破壊的な地域紛争にエスカレートする可能性があったが、両国の抑制姿勢と合意により中東のさらなる混乱が回避された。
この発表は仮想通貨市場に楽観ムードを注入し、特にイーサリアムにとっては強い追い風となった。
イーサリアムは停戦発表前から強さを見せていた。直近の下落局面で、大口投資家による2億6500万ドル以上の買い増しが確認され、単一ウォレットが3日間で4万7070ETHを購入した。
イーサリアムのネットワーク基盤も堅調で、5月中旬以降、毎週平均100万の新規仮想通貨ウォレットアドレスが作成され、前年比50%増を記録。
ボラティリティの低下とリスク選好の回復に伴い、トレーダーの注目は次の心理的節目である2500ドル突破の可能性に集まっている。
中東情勢の安定化と堅調なネットワークファンダメンタルズが、イーサリアムの価格上昇を後押ししており、現在の強気構造はさらなる上値余地を示唆する。
イーサリアムは2024年の強気相場を経て一時的な調整局面を経験したが、2025年4月以降の価格回復により、上昇モメンタムの再構築が確認される。
週足および日足チャートの分析を通じて、価格動向の背景を評価し、今後の市場展望を提示する。
出典:TradingView ETH/USD 週足(2022年~現在まで)
週足チャートは、イーサリアムの長期的な価格動向を把握する上で重要な視点を提供する。
2023年11月のゴールデンクロス(20週移動平均線が100週移動平均線を上抜け)を契機に、外部要因が価格を牽引。具体的には、ビットコインETFの承認や米国大統領選挙を巡る楽観的な市場センチメントが、2024年12月の高値4100ドルへとETHを押し上げた。
この上昇局面では、20週移動平均線が動的サポートとして機能し、調整局面での買い圧力を支えた。
しかし、2025年初頭にはモメンタムが減退し、価格は一時1400ドルまで下落。直近の動向では、20週移動平均線を回復し、長期サポート水準での反発力が確認される。この水準の維持は、売り圧力の後退と買い手の再参入を示唆する。
ただし、100週移動平均線(約2600ドル)が7週連続で抵抗線として機能し、上値を抑制。週足終値でこの抵抗線を明確に突破できれば、3000ドル超への上昇余地が広がる可能性が高い。
逆に、この水準での失速が続けば、調整局面の長期化も視野に入る。
出典:TradingView ETH/USD 日足(2024年~現在まで)
日足チャートでは、短期的な価格動向とモメンタムの変化が明確に表れる。
2025年1月下旬から売り圧力が強まり、価格は軟調な推移を見せたが、5月に入り20日移動平均線が100日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが発生。短期的な上昇相場の可能性が示唆される。
直近では、100日移動平均線(約2130ドル)まで下落する場面も見られたが、同水準がサポートとして機能し、現在は2400ドル台まで回復。
直近の高値2850ドルは短期レジスタンスとして機能しており、日足終値でこの水準を明確に突破できれば、次なる抵抗帯である3400ドル付近への上昇が視野に入る。
一方で、100日移動平均線(約2130ドル)を日足実体で下抜けした場合、1750ドル付近の次なるサポート帯への下落リスクが高まる。
現在の価格帯では、取引高の増加と高値更新の試みが観測されており、短期的な買い圧力の継続が示唆される。