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ドージコイン、週間比27%高|ETF進展とネットワーク活発化

5月 15, 2025 10:07 1 分で読了
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ドージコイン、週間比27%高|ETF進展とネットワーク活発化

ドージコイン(DOGE)の価格はこのほど、週間比27%高を記録し顕著な上昇を見せている

とりわけ5月13日から14日にかけて、価格は0.22ドル台から0.25ドル超へと推移し、市場の注目を集めた。

この価格変動の主要因として、投資運用会社21シェアーズによるドージコイン現物ETF申請の進展と、ネットワーク活動の急激な増加が挙げられる。

SECによるETF申請の承認と市場心理

5月14日、米証券取引委員会(SEC)が投資運用会社21シェアーズのドージコインETF申請を正式に受理したことが、X上で同社により発表された。

このETFはドージコインの価格を追跡するもので、競合企業のビットワイズやグレイスケールによる同様の取り組みと並行して進んでいる。

暗号資産(仮想通貨)市場において、ETFの承認は機関投資家の参入や主流採用の加速を示す重要なシグナルと見なされる。

このニュースは投資家の楽観ムードを高め、ドージコインのネットワーク活動を急激に押し上げた。

オンチェーン分析プラットフォームGlassnodeのデータによると、5月13日にドージコインのアクティブアドレス数が前日の7万4640から46万9477へと528%急増。

この急激なネットワーク活動の活発化は、新規ユーザーや既存の仮想通貨投資家の関心の高まりを反映しており、価格上昇の強力な推進力となった。

先物市場の過熱と投機的ポジション

ドージコイン価格上昇のもう一つの要因として、先物市場の活況が挙げられる。

Glassnodeによると、ドージコインの先物オープンインタレスト(未決済建玉)は過去1週間で70%増加し、9億8900万ドルから16億5000万ドルに達した。

注目すべきは、価格が直近の高値から下落したにもかかわらず、オープンインタレストが拡大を続けた点である。

この乖離は、投機的なポジションの積み上がりを示唆し、市場のボラティリティが高まる可能性をGlassnodeは「注視すべき」と指摘している。

【5月15日最新】ドージコイン(DOGE)価格のテクニカル分析

ドージコイン(DOGE)の価格動向は、2024年を通じて顕著な変動を見せ、2025年に入ってからもテクニカルな節目での攻防が続いている。以下、週足および日足チャートの分析を通じて、今後の価格動向を予測する。

週足分析:長期トレンドの調整局面

DOGE週足チャート

出典:TradingView DOGE/USD 週足 (2024年~現在まで)

2024年の週足チャートは、ドージコインの強気なパフォーマンスを映し出した。

2024年2月に20週移動平均線が100週移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが発生し、長期的な上昇トレンドの開始を示唆。

このシグナルは、ビットコインETFの承認や米国大統領選挙といった市場全体の好材料と相まって、価格を12月の高値0.48ドルまで押し上げた。

しかし、足元ではこの上昇幅の調整が進んでいる。

直近の週足では、20週移動平均線を下抜けた後、下落が加速。一時的に5カ月分の上げ幅をほぼ解消し、価格は100週移動平均線付近の0.17ドルまで下落した。

現在、価格は0.23ドル近辺まで反発しているが、20週移動平均線がレジスタンスとして機能する兆候が見られる。

この水準(約0.23ドル)は、2024年の上昇トレンドにおける重要なサポートゾーンであったため、投資家の心理的な節目として意識されやすい。

もし20週移動平均線を明確に上抜ける場合、0.30ドル付近の次のレジスタンスゾーンへの上昇が視野に入る。

一方、ブレイクに失敗した場合、100週移動平均線付近の0.15~0.16ドルへの再下落リスクが高まる。

このゾーンは長期的なサポートとして機能する可能性があり、過去のチャートでも買い圧力が強まった水準である。

日足分析:短期的な反発と節目の攻防

DOGE日足チャート

出典:TradingView DOGE/USD 日足 (2024年~現在まで)

日足チャートでは、2025年2月初旬に20日移動平均線が100日移動平均線を下抜けるデッドクロスが発生し、短期的な下降トレンドが明確化した。

このシグナル以降、高値と安値を切り下げる展開が続き、価格は一時0.14ドルを下回るまで下落した。

しかし、その後は反発に転じ、直近では100日移動平均線を上抜け、0.25ドル台まで急騰。現在は0.22ドルまで値を戻している。

現時点で、0.20ドル付近が心理的なサポートゾーンとして機能している。

0.20ドルでの値固めが成功すれば、強気派にとって再び攻勢を強める足がかりとなるだろう。

この水準は、過去数カ月のレンジ下限として繰り返しサポートされた価格帯であり、投資家の買い意欲が集まりやすい。

一方、上値では0.25ドル台が直近の高値としてレジスタンスゾーンを形成している。

このゾーンを明確に突破できれば、0.28~0.30ドル付近の次の抵抗線を目指す展開が予想される。

逆に、0.20ドルを下抜ける場合、0.15~0.16ドル付近の100週移動平均線と重なるサポートゾーンへの下落リスクが再び浮上する。

ドージコイン(DOGE)相場の要点

  • 20週移動平均線(0.23ドル)の攻防が鍵:週足でのこのレジスタンス突破は、0.30ドルへの上昇を視野に入れる強気シグナルとなる。失敗した場合、0.15~0.16ドルの長期サポートへの下落リスクが高まる。
  • 0.20ドルの短期サポートが重要:日足チャートでこのゾーンでの値固めが成功すれば、0.25ドル台への再挑戦が期待される。下抜けは0.15~0.16ドル付近への調整を招く可能性。
  • 市場全体のセンチメントに依存:ビットコインや主要アルトコインの動向、ETF関連のニュースがドージコインのトレンドを左右する。強気材料の出現が上値ブレイクの催化剤となり得る。
CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。
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