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アンバー、AI駆動型の仮想通貨ファンド新設|1億ドル規模

13.05.2025 6:09 1 分で読了 Mika Kuramoto
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アンバー、AI駆動型の仮想通貨ファンド新設|1億ドル規模

アンバー・インターナショナルは、AIを活用した仮想通貨エコシステム準備金創設を発表。主要通貨と機関投資家向け展開が特徴。

アンバー・インターナショナルは12日、AIを活用した1億ドル(約148億円)規模の暗号資産(仮想通貨)エコシステム準備金を新たに設立したと発表した

この取り組みは、ナスダック上場子会社アンバー・プレミアムを通じて実施。主にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)、スイ(SUI)、バイナンスコイン(BNB)などの主要な仮想通貨と高成長が期待されるブロックチェーンプロジェクトへの投資に焦点を当てている。

今後は、ワールド・リバティ・ファイナンシャルUSD(USD1)などステーブルコインへの資産拡大も視野に入れる。

AI主導の戦略とDeFi・TradFi連携

アンバーの新たな準備金は、従来の仮想通貨財務とは異なり、単なる資産の保有ではなく、資本を積極的に活用してパートナーシップ強化やエコシステム拡大に注力する点が特徴だ。

AIエンジンが投資判断を支援し、ブロックチェーンプロジェクトの技術的な実現性、市場での成長性、そしてエコシステム全体への影響を評価している。

また、ソラナ(SOL)エコシステムで活動するDFDV(DeFi Development Corp)やBNB財団、さらにBNB系の機関投資家向けファンドを手がけるハッシュ・グローバルといった有力パートナーとの連携も進めている。

今回のAI活用によって、アンバーは分散型金融(DeFi)と伝統的金融(TradFi)の橋渡し役としての地位を強化し、実社会の課題解決や仮想通貨の普及促進を目指す。

機関投資家向けの規制順守と今後の展望

準備金は高度な規制環境下で運用されており、技術監査や法的適合性のチェック、継続的なモニタリング体制を整備している。

これにより、機関投資家が求める厳格なリスク管理やコンプライアンス基準にも対応している。

資産配分の初期段階ではビットコイン、イーサリアム、リップル、ソラナ、スイ、BNBに重点を置くが、今後はエコシステム独自トークンやステーブルコインにも範囲を広げる計画だ。

また、既存のパートナーシップを活用し、ソラナやBNBのエコシステムに焦点を当てた資金運用も進めている。

アンバー・インターナショナルは本取り組みにより、より多くの機関投資家の参入を促し、仮想通貨エコシステム全体の発展に寄与したい考えだ。

今後もAI技術や多様なパートナーシップを活用しつつ、2024年度の業績発表を控える中で、さらなる市場拡大を目指していく。

CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。

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