ETHなどアルトコインが上昇｜大口投機家から20億ドル流入か

クジラ資金が流入する中、SOLやETHなど主要アルトコインが上昇。市場は本格的なアルトコインシーズンの兆候を注視している。

大口投機家は17日、約20億ドルの資金をアルトコイン市場に流入させた。

この動きを受けて、イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）など主要なアルトコインが軒並み価格上昇を見せている。

イーサリアム｜2年半ぶりに注目回復

イーサリアムは約2700ドルで、過去1か月で50%の上昇を記録している。アナリストは「イーサリアムは2年半の低迷を経て再び人気を集めた」と分析している。

最近のネットワークアップグレードを受け、イーサリアム基盤プラットフォームの採用が進んでいる。

また、レイヤー2ソリューションの開発も積極的に推進されており、スケーラビリティ問題の解決に向けた取り組みが評価されている。

イーサリアムの価格は日足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成しており、価格は37万3000円付近で推移している。

イーサリアム基盤のDeFiやNFTエコシステムが成熟度を増す中、大口投機家からの関心も高まっている。

ブロックチェーン業界の開発者の38%がイーサリアムエコシステムに取り組んでおり、開発者基盤の厚さも魅力の一つとなっている。

ソラナ｜高速処理能力で存在感拡大

ソラナは約180ドルで取引されており、過去1か月で19%の上昇となっている。

ソラナは高速なトランザクション処理と低い手数料を特徴とし、1秒につき3000〜5000件程度の取引を処理することが可能だ。

ビットコインが1秒あたり6件、イーサリアムが1秒あたり15件程度の処理速度と比較すると、ソラナの処理能力の高さは際立っている。

この技術的優位性により、DAppsや決済分野での活用が期待されている。

2024年にはソラナの新規開発者数は7625人で、イーサリアムより1000人以上多いという結果も出ており、開発者コミュニティの拡大が続いている。

また、3月17日には、米シカゴ・マーカンタイル取引所がソラナの先物取引を開始し、大口投機家のアルトコイン市場への参入を後押しする重要な一歩となった。

Solaxy｜次世代レイヤー2ソリューション

こうした市場の活況の中で、特に大きな注目を集めているのがソラナ基盤の新たなレイヤー2ソリューションであるSolaxy（SOLX）だ。

ソラナ初のレイヤー2として、ネットワーク混雑、取引失敗、MEV攻撃を根本的に解決することを目的としている。

Solaxyは先行セールで既に5000万ドル以上を調達し、投機家の強い関心を示している。

ホワイトペーパーによると、最先端のロールアップ技術によりネットワークのレイヤー1で取引を検証し、効率性の向上を可能にする仕組みとなっている。

供給量の25%にあたる350億SOLXの戦略的なバーンを実施し、トークンの希少性を高め価値を維持する狙いもある。

イーサリアムとのクロスチェーン機能も備え、間もなく独自のレイヤー2チェーンのローンチを控えている。

各サイクルにおいて、アルトコインは最初の2年間はビットコインの後を追い、3年目には優勢となり大幅な割合増となるという分析もあり、2025年がアルトコインの年になる可能性が指摘されている。

市場が次の主役を探す中、実用性と技術的革新を兼ね備えたSolaxyの動向は、今後のアルトコイン市場を占う上で重要な指標となる。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。