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ギャラクシーデジタル、14年間休眠の巨額ビットコインを送金

26.07.2025 14:39 1 分で読了 友也 葉月
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ギャラクシーデジタル、14年間休眠の巨額ビットコインを送金

ギャラクシーデジタルが、14年間休眠していたウォレットから大量のビットコインを取引所に送金。売り圧力の警戒から、価格が下落した。

暗号資産(仮想通貨)サービス企業のギャラクシーデジタルは25日、14年間休眠していたウォレットから1万4273BTCを複数の取引所に送金した

この動きは、市場に大きな波紋を広げている。

14年ぶりに動いたサトシ時代のビットコイン

今回の送金の元となったのは、ビットコイン創成期のサトシ時代から14年間にわたり活動がなかったウォレットだ。

このウォレットは当初、8万9BTCを保有しており、15日から18日にかけてギャラクシーデジタルに資産を移管していた。

オンチェーン分析によると、25日の送金は売却目的で実行されたとみられる。

12時間で1万4273BTCが動かされ、特に最後の1時間で5690BTCが送金されるなど、集中的な動きを見せた。

送金先はバイナンス、OKX、バイビットなどの主要取引所に集中した。

特にバイナンスでは4時間以内に1万BTC以上が売却され、取引量が急増した。

これと並行して、流動性管理のために取引所から3億7000万ドル相当のテザー(USDT)が引き出されている。

市場への影響と戦略的な動き

この大規模な送金は、市場に売り圧力への警戒感を広げた。

ビットコイン価格は、送金後に11万9000ドルから一時11万6000ドルを下回る水準まで下落した。

この動きは、ビットコインが史上最高値の約12万2000ドルに近づく中で行われた。

そのため、戦略的な利益確定の一環であるとの見方が強い。

同社は価格への影響を最小限に抑えるため、相対取引メカニズムを併用したとみられる。

さらに、ギャラクシーデジタルは13億ドル相当のUSDTを同時に引き出している。

これは、ポートフォリオの再構築やマクロ経済リスクに対するヘッジを目的としている。

送金後も、同社は約1万3504BTCを保有している。

これは、仮想通貨投資への規制強化が進む中、企業が流動性を確保したり資産を多様化したりする動きの一環だ。

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Cryptodnesライター。ブロックチェーン技術から最新のDeFi、NFTトレンドまで、専門知識を基に正確かつ魅力的な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。

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