Janover社(Nasdaq: JNVR)は10日、新たな暗号資産(仮想通貨)戦略の一環として460万ドル(約6億7160万円)相当のソラナ(SOL)を購入したことを発表した。
同社は購入したソラナを直ちにステーキングし、収益を獲得しながらソラナネットワークをサポートする計画だ。
この購入は、Janover社の取締役会が4月4日に承認した新しいデジタル資産の長期蓄積戦略の最初の実行となる。同社はAIを活用したオンラインプラットフォームを運営しており、主に商業用不動産業界向けにデータとソフトウェアサブスクリプションを提供している。
今回のソラナ購入資金は、同社が最近完了した4200万ドル(約61億3200万円)の資金調達ラウンドから調達された。この資金調達は主要なおすすめ仮想通貨業界のプレイヤーによってサポートされており、Janover社のデジタル資産分野への参入に対する市場の信頼を示している。
同社は戦略的多様化の一環として仮想通貨市場に参入し、新たな収益源を創出するとともに、仮想通貨蓄積のリーダーとしての位置づけを目指している。ソラナを選択した理由としては、代表的なアルトコインとしてそのエコシステムの利点を活用するための広範な取り組みの一部と見られる。
Janover社は単にソラナを蓄積するだけでなく、ソラナのバリデーターも運営する計画を発表している。これにより同社は保有する資産をステーキングし、ソラナネットワークの安全性確保に参加しながら報酬を獲得することが可能になる。
この取り組みは単なる受動的収入の生成だけでなく、ネットワークの完全性とスケーラビリティをサポートするものでもある。獲得した報酬は再投資され、持続可能な収益モデルを構築していくとみられる。
この発表は投資家から好意的に受け止められており、Janover社の株価にもポジティブな影響を与えている。同社は年初来大幅な上昇を記録しているものの、最近の期間ではEBITDAの損失が報告されており、事業の収益性確保が今後の焦点となる。
また、Janover社は最近Nasdaqの上場要件との適合性を回復し、公開市場での地位を安定させるとともに、新たな戦略的方向性に対する投資家の信頼を高めている。
今回の動きは従来の企業が仮想通貨を戦略的に活用する新たな事例として注目される。Janover社のようなNasdaq上場企業が公式に大規模な仮想通貨投資とステーキング戦略を採用することは、機関投資家の間で仮想通貨が主流化していることを示す重要な指標となっている。
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
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