XRP、3.6ドル突破で7年ぶり最高値更新｜注目のおすすめ仮想通貨

リップル（XRP）が過去最高値を更新。仮想通貨 おすすめのXRP高騰の背景と、次に注目すべき銘柄を解説。

リップル（XRP）は18日、価格が過去最高値を更新し、7年ぶりに記録を塗り替えた。

本稿執筆時点でリップルは3.62ドルで取引され、過去1週間の上昇率は40.8％。これまでの最高値は、2018年1月に記録した3.40ドルだった。

この動きは、暗号資産（仮想通貨）市場におけるアルトコイン全体の勢いを反映している。

イーサリアムは週間で21%、ソラナは8%上昇し、ビットコインの週間上昇率5.5%を上回った。

XRPの価格急騰により、時価総額でステーブルコインのテザー（USDT）を抜き、3番目に大きなデジタル資産となった。

18日時点で、XRPの時価総額は2000億ドルを超え、テザーの1600億ドルを上回っている。

仮想通貨 おすすめのリップル高騰を支える背景

仮想通貨分析プラットフォームMessariの調査アナリスト、マット・クライザー氏は、今回の高値更新は、リップル社が進めてきた機関投資家向けの規制準拠型ブロックチェーンというビジョンへの信頼の証だと述べた。

XRPは2012年にXRP Ledgerと共に創設され、多くの仮想通貨プロジェクトが存在する以前から、国際送金や通貨間決済を円滑にするために利用されてきた。

以前のピークは、ウォール街による本格的な採用がまだ遠い希望と見なされていた2018年のICOブームの時期だった。

しかしその後、XRPを創設したリップル社は、バンク・オブ・アメリカのような巨大企業から海外の中小銀行まで、何百もの金融機関のXRP Ledger導入を支援してきた。

投資銀行スタンダードチャータードのデジタル資産調査部門グローバルヘッド、ジェフ・ケンドリック氏は4月、現実世界の資産をブロックチェーン上で表現するトークン化の拠点としてXRP Ledgerを推進するリップル社の取り組みを高く評価している。

次の仮想通貨 おすすめは？Bitcoin Hyperの可能性

リップルのような既存資産が法整備と共に発展する一方で、仮想通貨市場では基盤技術の拡張を目指すプロジェクトにも注目が集まっている。

特に、ビットコインの潜在能力を最大限に引き出すためのレイヤー2プロトコルの開発が活発化している。

その中でもBitcoin Hyper（HYPER）は、ビットコインの強固なセキュリティを維持しつつ、ソラナ・バーチャルマシン（SVM）を活用して高速・低コストな取引を実現するソリューションとして期待されている。

このビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションは、ホワイトペーパーに記されている通り、ビットコインの強固なセキュリティとソラナの高速処理技術の融合を目指している。

DeFiとdAppの未来を担う進化

Bitcoin Hyperは、プレセール開始から短期間で330万ドル以上を調達するなど、市場からの高い関心を示している。

これは、ビットコインを単なる決済手段でなく、DeFiやdApp開発のプラットフォームへと進化させる可能性を投資家が評価していることの表れだろう。

こうした革新的なプロジェクトの動向は、今後の仮想通貨市場全体の成長を占う上で重要な指標となる。

このような技術革新は、代表的なビットコインの生態系を豊かにするだろう。

また、スマートコントラクト機能を持つイーサリアムのようなプラットフォームも、dApp開発の中心として重要な役割を担い続けている。

こうした多様なプロジェクトが、仮想通貨市場全体の健全な発展を促進している。

Bitcoin Hyperの公式サイトを見る

上園絵理香

ブロックチェーンと仮想通貨の動向を深く掘り下げ、初心者にも分かりやすい解説を心がける専門ライター。国内外の市場分析、技術トレンド、規制動向に関する記事を多数執筆。元大手金融機関のアナリストとして培った知識と経験を活かし、信頼性の高い情報を提供。