リップルのクリス・ラーセン共同創業者が、約39億円相当のXRPをコインベースに移動。今年の送金額は累計1億XRPを超えている。
リップル社のクリス・ラーセン共同創業者は15日、約2600万ドル相当のリップル(XRP)を暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースに送金した。
この資金が売却されたかどうかは不明だ。
この送金は、XRPの価格が7カ月ぶりの高値まで急騰し、過去最高値に迫るタイミングで行われた。
ラーセン氏のウォレットは今年に入ってから活動を活発化させており、送金の意図に注目が集まっている。
ラーセン氏のウォレットからコインベースへ送金されたのは、800万から950万XRPに上る。
当時、XRPは1枚あたり3.25ドル前後で取引されており、2018年1月に記録した過去最高値3.40ドルまでわずか3.8%に迫っていた。
今年に入ってからの一連の送金はこれが初めてではない。
同氏のウォレットからは、コインベースやバイナンスなどの取引所へ、累計で1億600万XRPが移動している。
仮想通貨が中央集権型取引所に送られる場合、一般的に売却の準備と見なされることが多い。
今回の動きは、市場全体の追い風の中で発生した。
先週、XRPはクリプトウィークと呼ばれる米国の法整備の進展や、ビットコイン(BTC)の価格上昇に後押しされ、32%の上昇を記録した。
リップル社自体も、米国での信託銀行免許の申請や、XRPのETF承認への期待感など、前向きな材料が続いている。
このような動きは、イーサリアム(ETH)など他の主要アルトコインの動向とも連動しており、市場全体の関心を集めている。
一方で、ラーセン氏が使用するウォレットは2024年1月にハッキング被害に遭っており、セキュリティー面での懸念も残る。
送金が確認された直後、XRP価格は一時的に10%上昇し3.3ドルを付けたものの、最高値圏での価格変動は続いている。
大手メディア企業フォーブスによると、ラーセン氏の純資産はXRPの保有資産を主因に、2024年の32億ドルから2025年には97億ドルへと増加した。
ビットオリジンが、ドージコインを中核的な準備資産とする戦略を発表。5億ドルの資金調達枠を確保し、長期的にDOGEを蓄積。
シャープリンクが株式発行上限を60億ドルに拡大。調達資金の85%をETH購入に充て、仮想通貨ゲーム事業へ転換を加速させる。
現実資産トークン化のOndo Financeが、高速L1ブロックチェーンSeiでUSDYファンドをローンチ。機関投資家の採用拡大に期待。
シンガポール上場企業BTCデジタルは、事業戦略をビットコインからイーサリアムへ転換する。ETHエコシステムでの資産構築を目指す。