ProSharesがXRP先物ETFのローンチ計画を確定。2025年7月18日に取引開始予定。規制の進展と市場の期待が背景に。
米資産運用大手のProSharesは13日、リップル(XRP)先物ETFを2025年7月18日にローンチすることを明らかにした。
このETFは暗号資産(仮想通貨)を直接保有するのではなく、XRPの先物契約を追跡する仕組み。
SECが定めるデリバティブベースの仮想通貨商品に関する規制に準拠している。
今回のローンチタイミングは、7月14日から18日にかけて開催されるクリプトウィークに合わせて設定された。
XRPの価格は発表を受けて大幅に上昇し、過去1週間で25.76%の上昇を記録している。
ProSharesのXRP先物ETFは、Form N-1A登録届出書に基づいてSECに申請されたもので、ProShares Trustが発行者として記載されている。
このETFはXRPを直接保有する代わりに、先物契約を通じて価格変動にエクスポージャーを提供する。
これまでProSharesは複数の変更を経て、最終的に7月18日のローンチ日程を決定した。
当初は4月30日にローンチ予定だったが、その後5月14日、6月25日と日程が変更され、今回が最終的な決定となる。
XRP関連ETF市場では、テウクリウムの2倍ロング・デイリーXRP ETF(XXRP)が既に成功を収めている。
4月にローンチされたこのETFは、現在約1億6000万ドルの運用資産を集めており、高い1.89%の手数料にもかかわらず強い投資家の関心を示している。
市場では他にもボラティリティ・シェアーズやタットル・キャピタルが、レバレッジ型およびノンレバレッジ型のXRP ETFを準備中で、7月21日頃のローンチが予想されている。
XRPの現在の時価総額は約1680億ドルで、アルトコイン市場で第3位の地位を維持している。
最近の価格上昇により、XRPは2ドル85セントまで上昇し、機関投資家の間で注目が高まっている。
ブルームバーグのエリック・バルチュナスETFアナリストは、現在のXRPの勢いを評価し、スポットXRP ETFの承認確率を95%と予測している。
ProSharesの先物ETF上場は、XRPの価格変動性と長期的な普及に影響を与える重要な出来事になる可能性がある。
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