サイバーセキュリティ企業が、マルウェアによる、史上最大規模となる160億件のログイン情報流出を報告。専門家が警告している。
サイバーセキュリティ企業Cybernewsの研究チームは18日、史上最大規模となる160億件のログイン認証情報の流出を明かした。
この大規模なデータ漏洩は、情報窃取を目的としたマルウェアによるものだ。
様々なオンラインサービスの個人認証情報が含まれていることが確認された。
Several collections of login credentials reveal one of the largest data breaches in history, totaling a humongous 16 billion exposed login credentials. The data most likely originates from various infostealers.
Unnecessarily compiling sensitive information can be as damaging as…
— Cybernews (@CyberNews) June 19, 2025
研究チームは今年初めから継続的にウェブを監視し、30の大規模なデータセットを発見した。
各データセットには数千万件から35億件を超える記録が含まれており、総計で160億件に達する。
最大のデータセットはポルトガル語圏の利用者に関連するもので35億件、最小のものでも1600万件の情報が含まれていた。
流出した情報には、Apple、Facebook、Google、GitHub、Telegramといった主要なオンラインサービスのログイン詳細が含まれている。
データはURL、ログイン情報、パスワードの組み合わせで構成されており、これは情報窃取マルウェアが収集する典型的な形式である。
研究チームによると、数週間ごとに新たな大規模データセットが出現している状況だ。
今回の流出について、専門家は、単なる漏洩ではなく、計画的な大規模悪用と強く警告している。
サイバー犯罪者はこれらの認証情報を利用し、アカウントの乗っ取りや身元詐取、標的型のフィッシング攻撃を実行する可能性が高い。
特に、多要素認証の設定や適切なパスワード管理を実施していない利用者にとって、深刻な脅威となる。
利用者は強力なパスワードへの定期的な変更や、使用するシステムのマルウェア検査といった基本的なサイバーセキュリティ対策を徹底することが急務となっている。
サイバー犯罪者は、一般的なオンラインサービスだけでなく、暗号資産(仮想通貨)関連のプラットフォームも標的にすることがある。
例えば、安全性の低い海外仮想通貨取引所のアカウント情報が流出すれば、直接的な金銭被害につながる可能性がある。
そのため、信頼できるプラットフォームの選定や、資産を保護するための仮想通貨ウォレットおすすめの活用も、現代のデジタル社会において重要な自己防衛策だ。
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