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米コインベース、USDC決済「Coinbase Payments」の提供開始

19.06.2025 7:08 1 分で読了 Hideaki Wakabayashi
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米コインベース、USDC決済「Coinbase Payments」の提供開始

コインベースがeコマース向けステーブルコイン決済「Coinbase Payments」を開始。USDCで24時間決済を実現。

暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは18日、ステーブルコイン決済ソリューション「Coinbase Payments」の提供を開始した。

このサービスは、eコマースプラットフォームがUSDコイン(USDC)での支払いを簡単に導入できるよう設計されており、既にShopifyとの統合が実現している。

年間30兆ドル市場に参入

発表を受けてコインベース株価は16%上昇し、USDC発行元のサークル社も25%急騰して過去最高値を更新した。

同社によると、ステーブルコインは昨年30兆ドルの決済を処理し、前年比3倍の成長を記録している。

Fortune 500企業の半数以上がオンチェーン構築を進め、中小企業の3分の1が既に仮想通貨を利用している現状にも関わらず、ステーブルコイン決済は多くのプラットフォームにとって手の届かない存在だった。

新しい仮想通貨の決済システムにより、Shopifyの数百万の加盟店が追加設定なしでUSDC決済を受け入れることが可能になる。

24時間365日の即時決済、より高速な決済処理、低手数料、グローバルリーチを実現する。

3つのモジュラー構成で実現

Coinbase Paymentsは3つの主要コンポーネントで構成される。

Stablecoin Checkoutでは、メタマスク、ファントム、Coinbase Walletなどの主要ウォレットを使用し、ガス手数料なしでブラウザネイティブな決済体験を提供する。

Ecommerce EngineはAPI基盤の加盟店向け運用システムで、承認、返金、定期請求などの機能をブロックチェーン開発なしで管理可能。

Commerce Payments Protocolはコインベースレイヤー2ブロックチェーンBase上で稼働し、オープンソースのスマートコントラクトによってオンチェーン取引を安全に実行する。

このインフラにより、従来のクレジットカード決済の承認後決済実行プロセスがステーブルコインでも実現され、税金計算、在庫予約、返金処理など商取引に必要な標準機能が含まれている。

ビットコイン(BTC)など従来の仮想通貨と比較して価格安定性に優れ、グローバルな商取引での実用性が期待される。

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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