6月第3週に注目のアルトコイン｜XRP、SOL、関連銘柄が急浮上

6月第3週の仮想通貨市場では、XRPのETF承認判断やソラナのトークンロック解除、L2アルトコインの動きが活発になる予想。

6月第3週の暗号資産（仮想通貨）市場は、米連邦準備制度理事会やイングランド銀行の金利決定など、複数の重要イベントを控えている。

ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）の現物ETFへの資金流入動向も市場の注目点だ。

6月第3週に特に注目すべきアルトコイン3銘柄を詳しく分析する。

リップル：ETF承認への期待と価格動向

リップル（XRP）は、6月17日に米証券取引委員会が下すフランクリン・テンプルトン社のETF申請に関する判断に注目が集まっている。

同社の申請は3月13日に提出され、当初5月3日の期限が6月17日まで延期されている。

SECはVanEck社やビットワイズ社など他社の提案も評価中であるため、承認をさらに延期する可能性が高いとみられている。

しかし、多くの暗号資産トレーダーは、年内にはこれらのETFが承認されると予測しており、アナリストはその確率を65%と評価している。

XRPの価格はここ数週間、保ち合いの状態が続いている。日足チャートでは対称三角形を形成しており、これは数週間以内に大きな価格変動が起こる可能性を示唆している。

ビットコインが8年間のトレンドラインを上抜く動きと連動し、強気なブレイクアウトが起こると予測している。

ソラナ：トークン解除とテクニカル分析

ソラナ（SOL）の価格は5月の最高値から21.7%下落し、短期的な弱気相場に入った。

この下落は、ソラナ基盤のアルトコインの売却が続いていることと一致している。

ソラナは6月第3週に大規模なトークンロック解除を控えている。

過去の情報によると、3月1日には112億ドル相当のトークンロック解除が予定されていたが、6月の具体的な解除量については現在も精査が続いている。

テクニカル分析では強気のフラッグパターンが形成されており、反発の可能性が示されているこの反発は、トークン価格が下降チャネルの上限である160ドル（約2万3040円）付近を上回った場合に確認される。

ソラナのネットワークは1日あたり450万のアクティブウォレットを記録し、全ブロックチェーンの中で最も多くのユーザーを抱えている。

これは2位のTronの225万ユーザーの約2倍に相当する規模だ。

Solaxy：次世代レイヤー2ソリューションの台頭

こうした既存ブロックチェーンのスケーラビリティ課題が注目される中、ソラナの技術的限界を克服する新たなプロジェクトとしてSolaxy（SOLX）が登場し、関心を集めている。

Solaxyはソラナ初のレイヤー2ソリューションとして開発されており、ミーム文化の魅力とスケーラビリティ向上という実用性を両立させることを目指している。

Solaxyのアプローチは、取引をオフチェーンで処理してからソラナメインネットにバッチ送信することで、ネットワーク負荷を大幅に軽減する仕組みだ。

ホワイトペーパーによると、Solaxyがイーサリアムとソラナ間のブリッジ機能も提供し、イーサリアムの650億ドルのDeFi TVLとソラナの高速・低コスト特性を結びつけるマルチチェーン戦略を打ち出している。

単なる投機対象に留まらず、技術的な解決策を提示するハイブリッド型のプロジェクトとして、Solaxyの動向は次世代のアルトコイン市場を占う上で注目すべき存在となっている。

現在380%のステーキングAPYを提供しており、先行セール終了後の取引所上場に向けて準備が進められている。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。