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ソラナ現物ETF、SEC承認に向け前進|7社が修正書類提出か

14.06.2025 12:27 1 分で読了 Hideaki Wakabayashi
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ソラナ現物ETF、SEC承認に向け前進|7社が修正書類提出か

ソラナ現物ETF発行体は、SECの要請に応じ修正S-1フォームを提出。ステーキングや現物償還の開示を更新し、年内承認期待。

7つのソラナ現物ETF申請企業は13日、米国証券取引委員会(SEC)に修正S-1フォームを提出した。

フィデリティが初回のS-1登録届出書を提出し、他6社が修正書類を提出。

全ての申請書類にはステーキング機能に関する記述が含まれており、承認に向けた重要な進展となっている。

大手運用会社が一斉に修正書類提出

6月13日、フィデリティが初回のS-1登録届出書を提出し、21Shares、フランクリン・テンプルトン、グレースケール、ビットワイズ、Canary Capitalが修正S-1を提出した。

2024年6月に米国初のソラナETF申請を行ったヴァンエックも同日、修正書類を提出している。

ブルームバーグETFアナリストのジェームス・セイファート氏によると、全ての申請書類にはステーキング機能に関する記述が含まれている。

これまで承認されたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFにはステーキング機能がなく、ソラナETFが初の試みとなる。

現物償還機能により、投資家はETF株式を実際のソラナ(SOL)トークンと交換することが可能になる。

また、保有するソラナをステーキングに活用し、ネットワークセキュリティに貢献しながら追加利回りを獲得する仕組みも盛り込まれた。

ステーキング機能で差別化図る

今回の修正で最も注目されるのは、ステーキング機能の導入だ。

これまで承認されたビットコインやイーサリアムの現物ETFは価格追跡のみに焦点を当てていたが、ソラナETFは価格への露出と利回り生成を組み合わせた革新的な商品となる。

暗号資産(仮想通貨)予測市場ポリマーケットでは、2025年末までのソラナETF承認確率が91%に達している。

ブルームバーグ・インテリジェンスは4月30日、2025年中のソラナETF承認確率を90%に引き上げており、市場の期待は高まっている。

イーサリアムETFと同時承認の可能性

セイファート氏は、ソラナETFがステーキング機能付きで承認される場合、既存のイーサリアム現物ETFへのステーキング機能追加と同時に実現する可能性があると示唆した。

現在、イーサリアムETF発行体もステーキング機能の追加について規制当局と協議を進めている。

同社のエリック・バルチュナス上級アナリストは12日、「ソラナが先導するアルトコインETFの夏に備えよ」と述べ、承認への期待感を示している。

ソラナは時価総額で第5位の暗号資産として位置づけられ、分散型アプリケーションや分散型金融分野での活用が拡大している。

ステーキング機能付きETFが実現すれば、機関投資家にとって新たな投資手段となり、ソラナエコシステムの成長を加速させる可能性がある。

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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