カナダの上場企業Tony GがHYPEトークンを約6,319万円分購入。機関投資家の参入を示し、同社株価は741%急騰した。
カナダ証券取引所上場のTony G Co-Investment Holdingsは12日、HYPEトークン1万387枚を総額43万8828ドル(約6319万円)で取得した。
上場企業として初めてHyperLiquidエコシステムに直接投資する企業となった。
カナダ暗号資産(仮想通貨)プラットフォームWonderFi Technologiesを通じて実施された今回の投資は、Tony Gにとって過去最大のDeFi分野への参入となる。
HyperLiquidは分散型取引特化型ブロックチェーンで、中央集権型取引所に匹敵する性能を実現している。
マット・ザハブ最高経営責任者(CEO)は「分散型取引インフラにおける最もエキサイティングな発展の一つ」とHyperLiquidを評価。同プラットフォームは2024年11月末のローンチ以降、急速に成長を続けている。
2025年5月の月間取引量は2480億ドルに達し、前年同期比843%増を記録。
完全オンチェーン注文帳と1秒未満のブロック確定時間により、従来の分散型取引所では困難だった高頻度取引にも対応する。
HYPEトークンは2024年11月の取引開始時点で約1ドルだったが、わずか半年余りで40ドル台まで急騰。
約4000%を超える価格上昇により、新しい仮想通貨市場で最注目銘柄の一つとなっている。
トークン総供給量は10億枚で、31%が初期エアドロップとして配布された。HyperLiquidはベンチャーキャピタル資金に依存せず、コミュニティ主導の成長モデルを採用している点も特徴だ。
Tony Gは6月8日にザハブ氏がCEOに就任するなど経営陣を刷新。今回のアルトコイン投資は、同社の長期デジタル資産戦略の一環として位置づけられている。
分散型取引所の市場シェア拡大が続く中、おすすめ仮想通貨への関心は今後も高まると予想される。
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