ナスダック上場企業「トレジャーグローバル」は、ビットコインやイーサリアムなど取得を目的とした1億ドル規模の仮想通貨戦略を発表した。
ナスダック上場企業のTreasure Globalは4日、1億ドル規模の暗号資産(仮想通貨)戦略を発表した。
マレーシアを拠点とする同社は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)や規制対象のステーブルコインなどのブロックチェーン資産の取得を目的としている。
資金調達は、既存の株式融資契約から5000万ドルと新たな機関投資家からのコミットメントによる5000万ドルの混合方式で実施される。
この投資戦略は、同社が2025年第3四半期に開始予定の人工知能(AI)駆動型消費者インテリジェンスプラットフォームを支援するために策定された。
同プラットフォームは小売業績のリアルタイム分析、販売活動の検証およびデジタルクーポン販売を統合するエコシステムの提供を目指す。
トレジャーグローバルは現在、270万人の登録ユーザーを有する「ZCITY」アプリを運営している。
同社の時価総額は発表時点で154万ドルとなり、流動比率8.18、負債資本比率0.04と強固な短期流動性および限定的な財務リスクを示す。
この取り組みにより、トレジャーグローバルはAI、小売分析、ブロックチェーン技術を統合した統一消費者プラットフォームの構築を通じて、東南アジアにおける先駆者としての地位確立を目指す。
同社は企業向けクーポン技術を提供するMezzofyとの戦略的パートナーシップを通じ、デジタルクーポンのエコシステム統合計画も進めている。
投資戦略の目標は効率性の最適化、トークン化(資産のデジタル表現)の実現、ロイヤルティプログラムの構築およびブロックチェーンベースの決済システムの導入だ。
また、Web3アプリケーションの大規模採用に向けた基盤整備を図るとともに、将来的にはユーザーが資産管理を行えるWeb3ウォレットの統合も検討される。
ただし、この戦略はビットコインやイーサリアム市場の変動リスクに同社を晒す可能性がある。
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