クラッソーバー・ホールディングスは、ソラナ成長ベンチャーズと最大5億ドルの転換社債発行契約を締結し、80%をソラナ購入に充当。
ナスダック上場の教育技術企業クラッソーバー・ホールディングスは3日、ソラナ成長ベンチャーズと最大5億ドル(約715億円)の転換社債発行契約を締結した。
調達資金の80%をソラナ(SOL)の購入に充てる企業金庫戦略を開始し、同社株価は約40%急騰した。
この新契約により、クラッソーバーは既存の4億ドルの株式購入契約と合わせて総額9億ドルの資金調達能力を確保した。初回トランシュとして1100万ドルの資金調達が近く完了予定で、標準的な完了条件を満たした後に実行される。
転換社債は保有者がクラスB株式への転換権を持ち、転換価格は取引前の株価の200%に設定されている。
同社は既に6472SOLトークンを購入済みで、これを皮切りに長期的なSOL蓄積戦略を開始している。クラッソーバーのステファニー・ルオ最高経営責任者(CEO)は「この契約は当社のSOL基盤金庫戦略において重要な節目となる」と述べ、ソラナの財務業務への統合に対する強いコミットメントを示した。
クラッソーバーの動きは、ビットコイン(BTC)に続く新たな企業金庫戦略として注目されている。SOL Strategiesや DeFi Development Corpなど複数の公開企業が同様のソラナ蓄積戦略を採用しており、合計で2900万ドルを超えるSOLトークンを保有している。
現在、ソラナは処理能力の高さと低い取引コストで企業から評価されており、従来のビットコイン金庫戦略に代わる選択肢として浮上している。ただし、クラッソーバーは流動性比率が0.02と深刻な短期資金不足に直面しており、この投資戦略にはSOLの価格変動リスクが伴う。
同社は2020年設立で、K-12学生向けのライブオンライン教育を提供している。年間売上高が102%減少するなど財務面での課題を抱えているが、今回の新しい暗号資産(仮想通貨)戦略により企業変革を目指している。
この取り組みが成功すれば、教育セクターにおけるブロックチェーン技術統合の先駆例となる可能性がある。
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