トランプ息子、新しい仮想通貨戦略発表｜BTC関連銘柄へ移行か

トランプ兄弟が2025年のビットコイン関連会議で、検閲とセイラー氏に対抗する仮想通貨戦略を発表。新しい仮想通貨に注目集まる。

ドナルド・トランプ大統領の息子らはこのほど、相次いでビットコイン（BTC）を軸とした新しい戦略を発表した。

エリック・トランプ氏は16日のコンセンサス2025で、ビットコインマイニング企業「アメリカン・ビットコイン」を共同創業したことを明らかにした。

一方、ドナルド・トランプ・ジュニア氏は28日のビットコイン2025会議に参加し、独自のビットコイン戦略を表明した。

政治的攻撃がきっかけとなったビットコイン参入

エリック・トランプ氏は、政治とトランプ・ファミリー、そして新しい暗号資産（仮想通貨）コミュニティが絡み合うまで、ビットコインや仮想通貨には関わっていなかったと語った。

同氏は「父が政治家だという事実以外に全く理由もなく、すべての銀行が我々の口座を解約し始めるまで、自分が仮想通貨の世界に足を踏み入れるとは思ってもみなかった」と振り返っている。

不動産業界での経験を持つエリック・トランプ氏は、不動産と比較したときに、ビットコインの高い流動性と取引のしやすさに魅力を感じ、デジタル通貨に対する考え方が固まったと述べた。

「2年前にホテルを売却したが、その取引が完了するまでに1年半もかかった。権利書の確認や、現場にマネージャーが入っての確認作業、さらには最適な運営状況を整える必要もあった」と具体例を挙げ、不動産とデジタル資産の利便性の違いを強調した。

マイニング中心のアプローチで膨大な蓄積を目指す

エリック・トランプ氏は、ビットコイン・マイニング企業であるアメリカン・ビットコインの共同創業者兼最高戦略責任者を務めており、同社はすでにナスダックに上場しているグリフォン・デジタル・マイニングとの合併を通じた上場を計画している。

この企業はマイニング企業Hut 8と提携しており、効率的なマイニング事業を展開する予定だ。

同氏は「膨大な量」のビットコイン蓄積を目標に掲げ、ストラテジーのマイケル・セイラー氏を上回ることを明言している。

購入による蓄積とBTCマイニングによる蓄積という2つの戦略を対比し、後者がより持続可能な機関投資家級の保有への道筋を提供すると主張している。

ビットコイン価格連動型の新しい仮想通貨が注目

機関投資家によるビットコイン戦略の拡大に伴い、個人投資家にとっても新たな機会が生まれている。特に注目されているのが、ビットコインの価格上昇に連動した独自の仕組みを持つプロジェクトの台頭だ。

その中でもBTC Bull Token（BTCBULL）は、従来のミーム銘柄とは一線を画す革新的なアプローチで投資家の関心を集めている。

同トークンは、ビットコインの価格目標達成時に保有者への実際の仮想通貨エアドロップを提供する仕組みを構築しており、ビットコインの長期的な成長に対する「ベータ戦略」として機能している。

現在先行セール段階にあるBTCBULLは、わずか2日間で610万ドル以上の資金調達を達成するという驚異的な成果を見せている。

トークン価格は0.00236ドルに設定されており、総発行量は210億トークンとビットコインの2100万枚上限に呼応した設計となっている。

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Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。