ソラナモバイルが新スマートフォンSeekerを8月4日から出荷。新トークンSKRと独自のセキュリティ基盤TEEPINも公開。
ソラナモバイルは21日、同社の新型Web3.0スマートフォン「Seeker(シーカー)」を8月4日から世界中で出荷開始すると発表した。
事前注文をしたユーザーは、本人情報(住所など)の登録が可能となっている。
また、エコシステムへの参加を促す新たなトークン「SKR」や、分散型セキュリティ基盤「TEEPIN」を新たに導入することも発表した。
1/ We’re excited to announce that Seekers start shipping on August 4th, 2025.
But that’s not all…
Today, we’re revealing the evolution of web3 mobile, and the next phase for Solana Mobile 🧵👇 pic.twitter.com/CWab9sG06W
— Seeker | Solana Mobile (@solanamobile) May 21, 2025
Seekerは、ブロックチェーン開発企業ソラナラボの子会社である同社が手掛ける第2世代モデルだ。初代モデル「Saga(サガ)」は当初苦戦したものの、トークンのエアドロップ施策などで徐々に評価を高めた経緯がある。
同スマホには、暗号資産(仮想通貨)の秘密鍵を安全に保管するための「Seed Vault Wallet」が搭載されている。
さらに、初回出荷特典として「Genesis Token」が付与されるほか、使いやすさを重視したソラナ基盤の分散型アプリ(dApp)ストアが刷新されている。
最大の目玉となるのが「SKR」トークンだ。SKRは、ソラナのモバイル経済を支える基軸資産として設計されており、開発者やユーザーのエコシステム貢献度に応じて直接配布される。
これは、初代Sagaで展開された仮想通貨エアドロップ施策の成功体験を生かした新たな成長戦略ともいえる。
同スマホは現在、500ドル(約72,000円)の早期購入価格で事前予約を受け付けている。すでに57カ国から150,000台を超える注文が集まっている。
セキュリティ面では「TEEPIN」が導入されたことが注目される。
TEEPINとは、「Trusted Execution Environment Platform Infrastructure Network(信頼実行環境プラットフォーム基盤ネットワーク)」の略であり、従来の中央集権的な信頼モデルを廃し、暗号技術による分散的な安全性を実現するものだ。
TEEPINは3層構造で構築されている。
まず、アプリや秘密鍵の管理など機密処理を担う「Trusted Execution Environment(TEE)」層、次に複数プラットフォーム間の相互運用を可能にする「Platform Interface Network(PIN)」層、そして分散型ガバナンスによる透明性の高い運営体制を支えるガバナンス層で構成される。
さらに、Seeker IDやSeed Vaultといったシステムにより、Web3アプリへのオンボーディングのハードルが下げられ、従来よりも簡単かつ安全に分散型アプリにアクセスできる環境が整えられている。
ソラナモバイルは、SeekerやSKR、TEEPINといった新たな取り組みを通じて、Web3.0時代のモバイル利用拡大を目指している。
カナリーキャピタルは、ソラナ現物ETFにステーキング機能の導入を計画。マリネード・ファイナンスとの提携も実施。
ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。
米証券取引委員会(SEC)は、XRPとドージコインを追跡するETFの審査期限を6月中旬まで延長すると発表した。
米SEC委員長はこのほど、ミームコインの証券性や仮想通貨規制について米下院委員会で説明した。