Home » 米上場企業BTCS、イーサリアム3450枚を約12億円で追加取得

米上場企業BTCS、イーサリアム3450枚を約12億円で追加取得

22.05.2025 5:16 1 分で読了 Mika Kuramoto
シェアする: シェアする
米上場企業BTCS、イーサリアム3450枚を約12億円で追加取得

ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。

ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSは20日、イーサリアム(ETH)を3450枚追加取得したと発表した

平均購入価格は1ETHあたり2441ドル(約35万1504円)で、取得総額は約842万ドル(約12億1248万円)となる。

これにより同社のイーサリアム保有量は1万2500ETHへと拡大し、2025年第1四半期末から38%の増加となった。

戦略的なイーサリアム購入と資金調達の仕組み

BTCSによる今回の大規模なイーサリアム追加購入は、米資産運用会社ATWパートナーズとの間で締結した5780万ドル(約83億1200万円)規模の転換社債発行契約によって実現した。

この資金調達スキームにより、既存株式構造を変えることなく、必要な流動性を確保した形だ。

同社のCEOは「イーサリアムは分散型金融(DeFi)やWeb3の発展に不可欠な基盤資産」と位置付け、ビットコイン(BTC)よりもイーサリアムを優先する戦略を明言している。

こうしたヘッジファンドによるイーサリアム選好は、現在の暗号資産(仮想通貨)市場で特に注目されている動向だ。

市場動向と今後の展望

BTCSの発表当日、ナスダック総合指数は1.2%の上昇を記録し、リスク志向の高まりがテック関連市場に波及した。

イーサリアムの価格もニュース後24時間で3.5%上昇し、主要取引所では約2450ドル(約35万2800円)で取引された。

同社の継続的なイーサリアム購入は、ブロックチェーンインフラ事業への長期的なコミットメントと、イーサリアムのエコシステム成長への確信を示している。

近年では分散型金融やスマートコントラクトの広がりを背景に、ヘッジファンドによるアルトコインの保有拡大が進んでおり、BTCSの動きは、こうした市場潮流の象徴的な事例と言える。

CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。

Telegram

シェアする: シェアする
もっと アルトコイン ニュース
まだコメントはありません!

あなたのメールアドレスは公開されません。