仮想通貨 投資ニュース：XRP訴訟終了による高騰可能性と新興L2トークンの動向

リップルとSECの和解により、XRPの価格上昇に専門家が期待。Solaxy（SOLX）の先行セールにも仮想通貨 投資家の注目が集まる。

米証券取引委員会（SEC）は8日、リップル（Ripple）社との裁判で和解が成立したと発表した。

同社は従来の請求金額より大幅に減額された5000万ドル（約74億円）の支払いで合意し、暗号資産（仮想通貨）XRPを巡る長年の法的問題が終結した形だ。

仮想通貨 投資に追い風、XRP上昇の見通し

この和解発表を受け、XRP市場は活発な動きを見せている。

SECは2020年、リップルに対し、無登録証券の販売として12億ドル（約1776億円）を請求。その後、金額は一時20億ドル（約2960億円）に膨らんだが、最終的には大幅減額となった。

2023年には一部投資家への販売について証券ではないとする判決が出ており、今回の完全和解でXRPを取り巻く法的な懸念は大きく後退した。

SECの前委員長で仮想通貨に厳しかったゲーリー・ゲンスラー氏の退任や、トランプ政権の発足による規制緩和ムードも仮想通貨投資に有利な環境をもたらしている。

和解金の一部は返還され、リップルの資金繰りにも安心感が広がった。これらの流れから、XRPは今後さらに価格が上昇するとの見方が強まっている。

一部専門家は10ドル（約1480円）超への高騰もあり得ると見ており、投資家の注目度は高い。

実際、9日朝時点でXRPは2.35ドル（約347円）付近まで上昇し、24時間で7％を超える値上がりを記録した。

今後は、現物型ETF（上場投資信託）の承認や、リップルによるUSDC発行企業サークル（Circle）の買収計画、さらには銀行免許の取得といった可能性も報じられている。

これらが実現すれば、XRPの価値はさらに高まるだろう。

仮想通貨 投資の新星、Solaxyにも注目

リップルとXRPが脚光を浴びる一方、Solaxy（SOLX）にも関心が集まっている。

Solaxyはソラナ（SOL）上に構築された新規レイヤー2のブロックチェーンで、スケーラビリティ課題の解決を目指している。

最近のユーザー数急増でソラナが処理能力に課題を抱える中、Solaxyは効率的なネットワーク運用が期待されているプロジェクトだ。

同プロジェクトのトークンであるSOLXのプレセールは既に3300万ドル（約48億円）超を調達し、高い関心を集めている。

今後、中央集権型・分散型取引所での上場が予定されており、長期的な成長が期待される新たな仮想通貨となっている。

このように、法的問題を乗り越えたXRPと、台頭するSolaxyの両者が、仮想通貨市場をけん引する存在として注目されている。

新たな動きや投資機会に目を向けることが、今後の仮想通貨 投資戦略で重要となりそうだ。

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Mika Kuramoto

CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。