Pump.funは、取引手数料収益の50%をミームコインクリエイターにSOLで分配する新制度を導入した。
ソラナ(SOL)基盤のミームコイン発行プロトコルのPump.funは13日、プラットフォーム収益の50%をトークンクリエイターに分配する新しい収益分配プログラムを開始した。
この取り組みにより、トークンの発行者は自身のトークンが取引されるたびにSOLで0.05%の報酬を受け取ることができる。
収益分配の対象となるトークンは、新規発行されたトークンだけでなく、Pump.funのボンディングカーブで取引中のトークンやPumpSwap(Pump.fun製のDEX)へ移行済みのトークンも含まれる。
CREATOR REVENUE SHARING is finally here!!!
50% of PumpSwap Revenue is now shared with Coin Creators 🤯🤯🤯
create a coin and start earning every time someone places a trade NOW
continue reading to learn more pic.twitter.com/XmdpFdIUhV
— pump.fun (@pumpdotfun) May 12, 2025
Pump.funは、ソラナブロックチェーンを基盤としたミームコイン作成プラットフォームとして知られている。
しかし、これまでミームコインのクリエイターは、トークン発行後に安定した収益を得ることが難しい状況にあった。
Pump.funは、この新制度によってクリエイターの活動とプラットフォームの成長を直接連動させるモデルを構築。PumpSwapの取引手数料収益の半分をトークンクリエイターに還元することが可能となった。
例えば、クリエイターのトークンが10万ドル分取引されれば、50ドル相当のSOL報酬を手にできるといった具合だ。
報酬はリアルタイムにSOLとして支払われ、クリエイターはPump.fun公式プラットフォーム上で、いつでも自分のSOL報酬を受け取ることができる。
この仕組みは、クリエイターにとって質の高いトークンの発行と活発なプロジェクト運営を促すだけでなく、ソラナエコシステムの活性化にもつながる。
また、取引ボリュームに応じた報酬が得られるため、長期的な関与やイノベーションへの意欲が高まると期待されている。
しかし一部では、このクリエイター収益分配プログラムに対して、批判の声が上がっている。
批判の背景には、トークン作成者や開発者がラグプル(資金の持ち逃げ)目的でトークンを作った可能性があるにもかかわらず、(トークンを放棄した後でも)報酬を得られる構造になっている点にある。
暗号資産(仮想通貨)トレーダーの0xRiver氏は、「この仕組みは最悪だ。ほとんどのコイン(99%)は正当なCTO(コミュニティ主導)コインで、開発者の存在を誰も望んでいない。それなのに、開発者に利益を渡すなんて、本当にひどい」と述べている。
All it takes is 1 deploy to change your life.
Never stop deploying https://t.co/wAniAi1bPM
— 0xRiver (@0xRiver8) May 12, 2025
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