デリバティブ取引所CMEグループは、ソラナとリップルのオプション取引開始。機関投資家向けに規制された新たな金融商品を提供する。
デリバティブ取引所CMEグループは13日、ソラナ(SOL)とリップル(XRP)のオプション取引を正式に開始した。
米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下で提供される同商品により、機関投資家は規制に準拠した環境で主要アルトコインへのエクスポージャーを管理できるようになった。
これは暗号資産(仮想通貨)デリバティブ市場における大きな転換点となる。
CMEグループは2025年3月17日にソラナ先物を、5月19日にXRP先物をそれぞれローンチしており、両商品は同社史上最も急速に採用された先物商品となった。
ソラナ先物は開始以来54万契約以上が取引され、2025年8月には1日平均取引高9000契約、平均建玉1万2500契約という記録を達成。
XRP先物も開始以来37万契約以上が取引され、8月には1日平均取引高6600契約、建玉9300契約という記録を樹立している。
新たにローンチされたオプション商品は、SOL、マイクロSOL、XRP、マイクロXRP先物を対象としており、満期は日次、月次、四半期で設定されている。
これにより、トレーダーは自身のリスク管理戦略に応じて柔軟に契約サイズと満期を選択できる。
今回のローンチは、10月11日の市場暴落でおすすめ仮想通貨取引所が相次いでシステム障害を起こした直後に実施されている。
バックパックやバイナンスなどのプラットフォームは、ボラティリティの急上昇によって損失を被ったトレーダーへの返金を余儀なくされた。
CMEグループは2025年第2四半期に920万契約という記録的な取引高を達成しており、規制下での安定したインフラの重要性が改めて浮き彫りになった形だ。
発表を受けて、将来性が高いソラナは12%上昇し197ドル、XRPは9%上昇し2.55ドルとなった。
CMEグループの仮想通貨デリバティブはビットコインとイーサリアム今後に次いで4銘柄目となり、機関投資家の参入を加速させる戦略的な一手として市場の注目を集めている。
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