Home » アルトコイン » ビットデジタル、ETHに約212億円投資|ステーキング事業へ転換

ビットデジタル、ETHに約212億円投資|ステーキング事業へ転換

09.10.2025 15:16 1 分で読了 実花 倉本
シェアする: シェアする
ビットデジタル、ETHに約212億円投資|ステーキング事業へ転換

米ナスダック上場のビットデジタルは約212億円相当のイーサリアム(ETH)を追加取得。同社のETH保有量は約15万枚に達した。

米ナスダック上場のビットデジタルは8日、イーサリアム(ETH)を新たに3万1057枚取得したと明らかにした。取得額は約1億3870万ドル(約212億円)にのぼる。

これに伴い、同社はビットコイン(BTC)のマイニング事業から完全に撤退。保有していたビットコインを売却し、事業の軸足をイーサリアムのステーキングへと大きく転換している。

転換社債発行による資金調達と戦略的購入

今回の取得資金は、最近完了した1億5000万ドル規模の転換社債発行による純収入で賄われた。

この資金調達には、クラーケン・フィナンシャルやジャンプ・トレーディング・クレジット、ジェーン・ストリート・キャピタルといった著名な暗号資産(仮想通貨)関連の投資家が参加。

この購入により、ビットデジタルのイーサリアム保有量は合計で約15万244 ETHに増加した。

同社は上場企業として、最大級のイーサリアム保有者の一つとしての地位を固めている。転換社債の初期転換価格は1株あたり4.16ドルに設定された。

これは、価格決定時点の同社の市場価値純資産価値である1株3.84ドルを8.2%上回る水準であり、投資家の強い期待がうかがえる。

ステーキング中心の事業モデルへの移行

この大規模な取得は、ビットデジタルがイーサリアムのステーキングを中心とした事業モデルへ移行する戦略の一環である。

同社は以前から仮想通貨の保有量を積み増しており、2025年9月にも653 ETHを取得。2025年9月末の報告書によると、同社は今回の取得以前に12万1252 ETHを保有していた。

今回の取得により、同社のデジタル資産の合計価値は13億7500万ドルを超えた。

この発表を受けて市場は好意的に反応し、8日の取引でビットデジタルの株価(BTBT)は7.75%上昇。同社は、資金調達の機会を捉え、資本配分戦略を着実に実行する能力を示した形だ。

イーサリアムの将来性を見据えた動きと言えるだろう。

CryptoDnesで専属ライターとして暗号資産領域の記事を執筆中。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインやNFT、DeFiなど多様な分野での投資経験を積む。2025年1月にCryptoDnesのチームに加わる。

Telegram

シェアする: シェアする
もっと アルトコイン ニュース
まだコメントはありません!

あなたのメールアドレスは公開されません。