メタマスクがモバイルで無期限先物取引を開始。自己管理型で150超の銘柄を取引。報酬プログラムとトークン発行も発表。
自己管理型ウォレット大手のメタマスクを開発するコンセンシスは8日、モバイルアプリ内で無期限先物取引機能の提供を開始した。
この新機能はハイパーリキッドのインフラを活用し、自己管理の原則を維持したまま最大40倍のレバレッジでデリバティブ取引をウォレット内で直接実行できる。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、Lineaを含む150種類以上のトークンが取引対象となる。
今回の機能拡充は、DEXにおけるデリバティブ市場の急成長を背景としている。
公式発表によると、2025年8月のDEXにおける無期限先物の総取引高が過去最高の7650億ドルに達した。
無期限先物は暗号資産(仮想通貨)全体の取引量の約75%を占めるが、これまで中央集権型取引所に限定されてきた。
メタマスクは対象地域でデリバティブ取引を直接提供する最初の自己管理型おすすめウォレットの一つとなる。
同社のGal Eldarプロダクトリードは「資産の真の所有権を人々に与えるためにメタマスクを構築した。管理権を手放すことなくアクセスを提供する」とコメント。
利用者は任意のEVM互換トークンで入金でき、自動的にUSDCに変換されるため追加のスワップ手数料は発生しない。
取引は数秒で完了し、中央集権型取引所や外部dAppへの接続は不要だ。
メタマスクは2025年10月末までに「MetaMask Rewards」と名付けられた報酬プログラムを開始する予定。
このプログラムでは、取引や友人紹介、カード利用、ステーブルコインMUSDの保有など、さまざまな活動を通じてポイントが付与される。
シーズン1では3000万ドル相当以上のLineaトークンを含む特典が提供される。
さらに2025年後半には、予測市場プラットフォームポリマーケットとの独占的パートナーシップを通じて、ネイティブな予測市場を統合する計画も明らかにした。
長らく期待されていた独自ミームコインの発行についても、広範な戦略の一環として公式に確認された。
このトークンは新しい報酬システムや他のプラットフォーム機能とさらに統合される見込みだ。
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