米上場企業Janover(ナスダック:JNVR)は15日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の追加購入を発表した。同社は今回、80,567SOLを約1,050万ドル(約15億円)で取得した。
これにより、同社のソラナ保有総額は163,652 SOL、評価額は約2,120万ドル(約30億3千万円)に達している。
Janoverは先日、大手仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)の元幹部チーム(Joseph Onorati氏、Parker White氏、Marco Santori氏で結成)によって買収され、ソラナを財務戦略の中心に据える企業へと変貌した。
今回のソラナ購入に必要な資金は、転換社債やワラントの発行を通じて調達した約4,200万ドル(約60億円)の一部によって賄われている。
同社は今後、保有するソラナをステーキングし、ソラナネットワークのバリデータ(検証者)を運営することで報酬を得る計画だ。
また、仮想通貨事業への注力を強める一方で、従来の不動産プラットフォーム事業も継続する方針を示している。
このような動きにより、同社の株価は1,700%以上という急騰を見せている。
Janoverのソラナへの注力は、同ブロックチェーンエコシステムの将来性に対する強い期待の表れだ。
しかし、ソラナネットワークは高性能である一方、過去にトランザクションの遅延や失敗などの課題も指摘されてきた。そのため同社は、将来的にソラナ以外の仮想通貨への分散投資も検討する可能性があるとしている。
このような状況の中、ソラナの能力をさらに拡張し、安定性を高めるための技術開発が活発化している。
特に注目されているのが、レイヤー2ソリューションの登場だ。これは、基盤となるブロックチェーン(レイヤー1)の負荷を軽減し、処理能力やコスト効率を向上させる技術となっている。
一例として「Solaxy(SOLX)」は、ソラナ初のレイヤー2ソリューションとして、ロールアップ技術を活用しながら、ソラナが抱える問題に対処、スループットを大幅に向上させることを目指している。
SOLXトークンのプレセールでは、数週間で約3000万ドル(約45億円)の資金調達に成功している。
そのため一部のアナリストの間では、Solaxyがイーサリアム(ETH)におけるArbitrumのような存在となり、ソラナ上に新たなレイヤー2エコシステムを形成する仮想通貨 おすすめとなる可能性も指摘されている。
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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