カイコ、XRP ETF承認の可能性を示唆｜他アルトコインに注目

市場調査会社のカイコ（Kaiko）は15日、リップル（XRP）に焦点を当てた上場投資信託（ETF）が、他の主要アルトコインの現物ファンドよりも承認される可能性が高いとのレポートを発表した。

この評価は、複数の暗号資産（仮想通貨）ETF申請が米証券取引委員会（SEC）によって審査されており、重要な期限が迫る中で行われた。

XRP ETF承認への期待高まる

カイコの分析によると、XRPがおすすめ仮想通貨よりも有利な立場にある背景には、いくつかの要因が存在する。特に市場の流動性は重要な指標であり、XRPはこの点で他のアルトコインをリードしている状況だ。

また、SECへの申請件数や、関連する金融商品の登場も追い風となっている。

承認を後押しする要因

具体的に、XRPがソラナ（SOL）やドージコイン（DOGE）などの他のアルトコインよりも承認される可能性が高いとされる理由は複数挙げられる。

まず、XRPはアルトコインの中で最も高い平均1%市場深度を誇り、2024年末にかけてその流動性水準はソラナを追い抜いた。この高い流動性は、ETFのような仕組商品を効率的に運用する上で極めて重要である。

次に、SECへのETF申請数において、XRPは10件と最多であり、ソラナの5件や他のトークンを上回っている。さらに、テュクリウム（Teucrium）によるレバレッジ型XRP ETF（XXRP）のローンチは、XRPへの関心を高める出来事となった。

加えて、リップル社とSECとの間の法廷闘争が解決に向けて進展しており、これまで承認の障壁となっていた問題が解消されつつある点も大きい。

規制環境の変化と市場への影響

SECのリーダーシップ交代も、今後の承認判断に影響を与える可能性がある。新しい委員長は、仮想通貨関連の金融商品に対して、より前向きな姿勢を示すかもしれないとの見方が出ている。

規制環境の変化は、今後の仮想通貨市場の動向を左右する重要な要素となるだろう。

新しいリーダーシップの下でのSECのアプローチは、過去の決定とは異なる可能性があり、以前の先物市場を重視する方針も変化するかもしれない。

新たなアルトコインへの注目

このような規制の変化や技術革新は、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）といった主要銘柄だけでなく、多様なアルトコイン市場全体に影響を与え、新たな可能性を切り開いている。

仮想通貨市場は日々進化しており、XRPのような確立されたプロジェクトに加えて、新しい暗号資産コンセプトを持つコインも次々と登場している。

その中でも、新たな潮流を生み出す可能性を秘めたプロジェクトとして、「SUBBD」に注目が集まり始めている可能性がある。

現時点では、SUBBDに関する公式な情報や主要な取引プラットフォームでの取り扱いは限定的であり、最新価格などの詳細データもまだ広くは公開されていない状況だ。これは、プロジェクトが非常に初期段階にあることを示唆しているのかもしれない。

新しい仮想通貨の世界では、初期段階にあるプロジェクトが独自の技術革新や強力なコミュニティ形成を通じて、後に大きな注目を集める例は少なくない。SUBBDも今後の展開次第で市場にインパクトを与える存在になる可能性があり、プロジェクトの詳細発表や技術的な進展に関する情報公開に期待したい。

SUBBD公式サイトを確認する

Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。