カナダの資産運用会社3iQは、トロント証券取引所でXRPに連動するETFを上場した。リップル社も初期支援者として参加している。
カナダのデジタル資産運用会社3iQは18日、トロント証券取引所で北米初となるリップル(XRP)現物ETFの一つを上場した。
デジタル決済ネットワークであるリップルのネイティブトークンであるXRPは、現在1枚あたり2.17ドルで取引されており、当日比で1%上昇している。
XRPのようなデジタル資産への規制された透明性の高いアクセスを求めるトレーダーが増える中、暗号資産(仮想通貨)のETFへの関心は高まり続けている。
世界初のビットコイン(BTC)現物ETFは2021年にカナダで上場された。その後、米国では主要なビットコインやイーサリアム(ETH)のETFが次々と誕生している。
3iQのパスカル・サンジャン社長兼CEOは声明で「XRPQの上場は、規制された枠組みの中でトレーダーに便利で費用対効果の高いデジタル資産へのアクセスを提供するという我々の使命における新たな節目だ」と述べた。
今週初めには、70億ドルを運用するカナダの資産運用会社エボルブ・ファンズ・グループも、トロント証券取引所でリップルETFを上場するための最終目論見書を提出した。
一方、米国を拠点とするリップルETFの見通しは、証券取引委員会が申請の審査を続けているため、依然として不透明なままだ。
リップル社がXRPを証券として登録しなかったとしてSECから提訴され、現在も法廷闘争を続けていることが背景にある。
最新の提出書類によると、両当事者は控訴を保留するよう裁判所に要請しており、SECは2025年8月15日までに状況報告を提出する予定だ。
3iQは以前、2025年初頭にソラナ(SOL)のステーキングETFをローンチしており、その運用資産額は1億2,000万ドルを超えている。
この度のリップルETFの上場は、リップル社が最近立ち上げたステーブルコインRLUSDに続く動きでもある。
RLUSDは2024年12月にニューヨーク州金融サービス局の承認を受け、現在までの時価総額は4億1,500万ドルに達している。
公式発表によると、すべての資産はコールドストレージで安全に保管される。
このETFはカナダのトレーダーだけでなく、適格な海外の参加者も利用可能であり、リップル社はファンドへの初期投資家として名を連ねている。
ゲーム企業SharpLinkはETHを追加購入し、総保有量が285,894ETHに達した。上場企業として世界最大のイーサリアム保有者となった。
NYSE ArcaはProSharesのレバレッジ型リップルETFを承認。XRPを直接保有せず、先物などを利用し日時リターン2倍の値動きを目指す。
上場企業シャープリンク・ゲーミングがイーサリアムを大量に購入し、最大の法人保有者となった。この動きは市場価格を押し上げた。
バイナンスは、結合曲線を基盤とした新たなトークン生成イベントモデルを発表。需要に応じて価格が変動する仕組みとなる。